マッサンは憧れの地、北海道へ。 | 朝ドラ マッサン 余市町ブログ

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NHK連続テレビ小説 マッサン(朝ドラ マッサン)の情報やあらすじ・感想と、ニッカウヰスキー余市蒸溜所や余市町を紹介します。

連続テレビ小説「マッサン」後編。
マッサンは、いよいよ北海道へと向かいます。


マッサンは欣次郎との、
ウイスキー造りの方向性の相違が如実となり、
欣次郎から、ウイスキー造りの現場を外されて、
ウイスキー販売の営業を命じられます。

ショックを受けるマッサンでしたが、
前向きに考え、自分自身で市場の声を聞こうと考えます。

そしてマッサンは、憧れの地、
かねてより日本でのウイスキー造りの理想郷と考えていた、
北海道へと向かいます。
そこで出会った、余市町のニシン漁師の親方・森野熊虎の招きで、
余市町を訪れます。


史実的には、
マッサン竹鶴政孝は、
1929年、壽屋で「サントリーウイスキー白札」を製造・発売したのち、
壽屋が買収した、日栄醸造・横浜ビール工場の工場長の兼任を命じられます。

しかし僅か4年後の1933年に、壽屋はビール工場を売却してしまいます。
この時、マッサン竹鶴政孝には事前の相談がなく、
マッサンは壽屋に対し、不信感を募らせていきます。

翌1934年、後継者として壽屋社長・鳥井信治郎の長男・吉太郎が育ったこと、
契約期間であった10年が経過したことから壽屋を退社します。

そして北海道に渡ったマッサン竹鶴政孝は、
自分の理想とするウイスキー造りに着手していきます。

しかしマッサンは、
「サントリーウイスキー白札」を発売する2年前、
すでに北海道での、ウイスキー工場の建設を検討していたのです。
それが、寿屋の次期ウイスキー工場建設のためなのか、
独立を考えてのことだったのかは定かではありませんが、
北海道の余市町ではなく、江別市にて、
次なるウイスキー工場の建設を考えていたようです。

当時のマッサン自身のノート(竹鶴ノート)には、
手描きで北海道の地図を記載し、江別市が候補とされており、
その理由や、用地の購入額見積りなども記述されています。

マッサン 竹鶴ノート 北海道 マッサン直筆の竹鶴ノート

マッサン 竹鶴ノート 江別市 マッサン直筆の北海道の地図

マッサン 竹鶴ノート 江別市 拡大 江別市がウイスキー工場の候補地として記入されています


その後の調査で、江別市の工場建設候補地は、
川の氾濫の危険性があることが判明し、断念することとなります。
新たな候補地を模索したマッサンは、よりスコットランドに近く、
穏やかな気候で、ウイスキー造りに適した余市町に辿りつきます。

このあたりのいきさつが、
史実と、朝ドラマッサンの相違点かも知れません。

さらに余市町ではリンゴの栽培が盛んで、
そのリンゴを使ったジュースを製造・販売すれば会社の収益になって、
ウイスキーを作るまでの間の経営基盤になると、
マッサン竹鶴政孝は考えます。

朝ドラ「マッサン」でも、
同じくマッサンは余市町で、余市町特産のリンゴを使って、
リンゴジュースを製造・販売に乗り出していきます。



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