私の高校の漫研の先輩だった、漫画家のAさんが亡くなったという記事を読みました。
私が高校1年生の頃には、Aさんはデビューはされていましたが、
まだ絵や漫画の描き方を教えに2回ほど午後の部活に来てくれていました。
あの頃には、もう人気漫画家さんになっていたはずですが、気さくに来てくれた面倒見の良い人でした。
食堂の掲示板に部活動として、月1回イラストを貼っていたのですが、そのうちの1枚の妖精に起こされて目が覚める女の子の絵はクスリと笑っていましたが、もう一枚の菖蒲と3人の着物の子供の絵は褒めてくれて嬉しかったです。
Aさんにとってはささやかな事で、きっと憶えていないと思いますが、私はずっと忘れられなかった思い出です。
Aさんが部の同人誌で描いた漫画は今も取ってありますが、デビュー後の明るく楽しい作風とは全く別の暗く悲しい話でした。
プロは自分の描きたいものではなく、編集さんや読者に求められるものを描かなければならないんだなあと、しみじみ思ったものです。
その後本当に描きたいものを書くと、別のジャンルに行って、漫画も小説も思う存分描いていて楽しそうで良かったと思いました。
でもとにかく出版数が多くて、こんなに人って作品を作り続けられるものなのか、大丈夫なのかと心配していましたが、思いがけず早く亡くなってしまいました。
さくらももこさんもですが、漫画家さんは本当に早く亡くなる方が多いです。
趣味で描いていただけなのに、私も手術をしたし(座りっぱなしでお腹を圧迫していたのが悪かったかなと思います)やっぱり身体に無理をしてしまう職業なんだなと思います。
うちの学校はプロになった人が結構いて、色々な漫画家さんに影響を与えたような有名な人もいますが、その人ももう亡くなりました(ウィキを見ると、出身校を公開していなかったそうなので名前が出せませんが)
他にも何人もプロデビューしたし、担当さんが付いた後輩もいましたが、今も続けている人はいないです。
大好きな漫画家さんも、もう何人も亡くなっています。
私よりも若い方も多かったです。
どんなに才能があっても漫画家を続けるのは難しいし、また続ける事が出来たとしても身体を酷使するせいか早く亡くなってしまう事もあって、漫画は大好きなんですが何とも切ない気持ちになります。
それでも過去に読んだ漫画作品は、確実に私の中に残っていて、私に大きな影響を与えてくれて、幸せや楽しい時を沢山くれました。
漫画との関わりは、人生も変えました。
Aさんの作品への、たくさんの人達のメッセージを読むと、こんな風に愛される作品やキャラを皆さんの心に残していけた事は、漫画家さんとして幸せだったのではないかなと思います。
Aさんのご冥福を心からお祈りします。
