カッコウは異種の鳥の巣に卵を産み、ひいては、元々の鳥の卵を排除し、その親鳥に哺育させる終生を持つという。勿論、侵略される側も排除する識別ができるようで、カッコウの方でも、別の戦略を身につけたようなのである。ブロンズカッコウの仲間では、托卵先の雛に酷似するようになったというのだ。擬態と呼んでも良い、見分けの付かない有様である。

 

 

 

 

 

 

 

正直、擬態の分子メカニズムや、仮にわかったとしても、その擬態を身につける環境要因については、私自身は、全く説明できない。以下の本は、カッコウとは関係ないが、蝶の擬態の解明に尽くしてきた成果が書かれており、面白い。