本心を口に出せるかどうかは、その発言者の地位によって確定される。仕事の出来る、出来ない、を問わず、である。下位の人間は職能が限られているので発言の権利もない。そして、義務すらないのである。義務がないので、本音・本心を話すことなどないし、その内容が上位者の気分を損ねるものであれば、厳罰や懲戒や解雇や死につながるのである。以下の記事は興味深いが、ある意味、前世紀かもっと前より社会の常識以前の常識となっていることである。

 

 

一般社員・従業員はあまり本音を出せていないと感じているが、事業部長層や役員などの上位役職者は、職場メンバーも自分自身も本音で話せていると感じている傾向が強い

 

別におどろくことではない。職能に基づいた発言以外は、特に利潤を求める集団内では、一切してはならない。少しでも己の能力を超えていると思うなら、口を慎むことである。今だけは本音でいいんだよ、と優しく言われても、屈してはいけない。それは人員削減や権力闘争のために兵隊を増やす(味方の採用)のための離職へのハニートラップに他ならないのだ。身を守るために、白痴の演技すらしてもいい。それは生きるためなのである。一生勉学は必要だと思うが、こうした恐るべき即死を回避できるようにするためにも、日々の空論も実学も心得ておくべきなのである。関連する過去記事を貼り付けたい。