こんにちは。元コロナ感染者コビーです。

本日は「嗅覚障害」についてお話しします。

目次

  1. 嗅覚障害ってどんな感じ?
  2. 発症時期
  3. 嗅覚障害で困ったこと
  4. 対策は?
  5. いつ頃嗅覚が元に戻ったか

 

1.嗅覚障害ってどんなかんじ?

 嗅覚障害と聞いて、どんな感じなんだろうと皆さんも想像したことがあるのではないでしょうか?
私は症状が出るまでこのように思っていました。
 
「ご飯がおいしくないんだろうな....」
「香水とかいっぱいつけちゃいそう....」
「まあでもそんなに困らないかな...」
 
甘ーい!!!
きっと皆さんが想像する1000倍困ることばかり...
 
分かりやすくどんな感じかというと
全然匂いを通さないマスクを一生つけている感覚...?!といったところでしょうか
正直初めての感覚で言葉では表現できないですが、これが結構不便なんです!
 
 

2.発症時期


私は元々無症状でした。しかし陽性が判明して4日後、宿泊療養開始から3日目の朝、いつものように顔を洗ってもなんだかすっきりしませんでした。

「ん???なんか変やな...あら?え?匂いせんやん!!!」
 
なんと持参していた洗顔料の匂いがせず、すっきりしなかったのです!
その後は、持っていった石鹸や洗剤、お弁当の匂いを嗅ぎまくりましたが
面白いくらい全く匂いがしませんでした....
 
 
3.嗅覚障害で困ったこと
 
 いまからざっと困ったこと上げていきます。
ちなみに私がコロナになったのは真夏の一番暑い時期です。
それを踏まえてみていただければと思います。
 
【お風呂】
・シャンプーやボディーソープの匂いがしないので洗っても洗った気がしない(すっきりしない)
・シャワー後少し肌が湿っていても、汗なのか水蒸気か潤いか判断できない(気持ち悪い)
・汗をかいても臭いか分からず、気になりすぎてシャワーを浴びまくる(シートで拭きまくる)
 
【洗濯物】
・洗濯物がいい匂いかわからないので「もしかしたら臭いかも」と思って柔軟剤入れまくる
・雨の匂いがわからないので窓を開けていても雨音に気づけない場合、洗濯物びしょびしょになる
 
【食事】
・においがないと食欲がわかない
・食欲がないからとお弁当を放置してしまうと、腐ってるか臭いで判断できないので食べられなくなる(当時真夏だったので特に..)
・焦げ臭いのに気が付かず火事になりそうになる(料理焦げ焦げ)
 
【その他】
・トイレでぼーっとしてしまうと臭いがないので自分が大をしたかどうか忘れてお尻拭くの忘れそうになる(気を抜けません!)
・生ごみなど捨て忘れても気が付かず不衛生状態が続く
 
 
などなど...
ご飯もおいしくないし、腐ってるか分からないし、トイレもお風呂も困るし、危険には気が付けないし...
意外に困ることが多かったです。ちなみに私は味覚障害も出ていたので食事が本当に大変でした。
 
ではこの困ったことの対策を見ていきたいと思います。
 
 
4.対策は?
 

ご飯がおいしくない

→「ZOOMやビデオ通話を使い、誰かと一緒に食べる

 これは味覚障害とも共通の対策ですが、ただでさえ心身ともに弱っているのに栄養を取らないのは危険です。1人だと「食べなくてもいいや」と思ってしまいますが、画面越しでも誰かと食事をとると、かなり食べられるようになります。

私も、1人の時は1日何も食べない日もあったのですが、宿泊療養に行く直前に母とZOOMの練習をして準備をしていたので、療養先から母とZOOMで話しながら食事をとるようになり完食できました。食事の時間を決めておくことで後回しにすることもなく、食事を長時間放置することがなくなりました。

 

お風呂に入ってもすっきりしない

→「スーっとするシャンプーや汗拭きシートなどを使用する

 これに関しては冬は寒くて難しいと思いますが、真夏には最高でした。

臭いはしなくてもスーッとする爽快感は感じることができたので、少し暑くなってきた時にはお勧めです。

私はCOOLタイプのメリットと、ギャッツビーの汗拭きシートをAmazon置き配で注文し使っていました。

 

生ごみ等の捨て忘れ

→「紙に書いて貼っておく

 これは関係ないかもしれませんが、コロナになって物忘れがひどくなりました。実際にそのような症状が出ている方も少なくないようです。なので、ゴミの捨て忘れのほかに、物忘れも多く...紙に書いて貼って置いたり、スマートフォンのスケジュール機能を使って、その時間になったら通知が来るようにするなど、工夫していました。

 

火事の危険性

→「料理中などは場所を離れない、または必ずタイマーをかける

 何か焼いているときに皿を洗ったりしてしまうと、臭いが分かりませんから、もう焦げ焦げのお料理が誕生してしまいます。タイマーをして料理をするとすごくよかったです。

 

 

+おまけ

宿泊療養では香水など少し匂いの強いものを持っていくと、自分の嗅覚障害の程度が分かりやすいと思います。

 
 
5.いつ頃嗅覚が元に戻ったか
 

嗅覚が元に戻ったのは宿泊療養を終えた15日後。症状が出始めて20日以上たったころでした。

正直、私は凄く鼻が利く法だったので、もしかしたら昔より今劣っているのかもしれませんが、特に生活に支障がないほどまで回復しています。

 

回復の程度は個人差がありますが、いつ戻るのか本当に不安でした。

久しぶりに家の匂いが分かったとき、食事がおいしいと感じられた時、雨の匂いが分かったとき、涙が出ました。

健康でいるということは、なんて幸せなことなんだと、当たり前のありがたみを身に染みて感じました。

 

良いことと悪いこと、幸福と不幸は同じ量だといいますが、悪いことや不幸なことがあった分些細なことに感謝でき、幸せを感じ取れるんだと、コロナは本当につらかったですが大切なことを学ぶことができました。

 

 

【ご協力のお願い】

このブログでは、感染者の方々からの経験談や元感染者に聞いてみたいこと、ブログで読んでみたいことなどを募集しております。

下記のGoogleフォームより無記名で募集しておりますので、ぜひご協力お願いいたします。

「自分は嗅覚障害でここが困った!こうやって対応した!」など何でも構いません。

どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。