教室がある地域は光回線が使い物にならないようです。向かいのマンションに住んでいる子も夜は家のWi-Fiではなくモバイル回線でないと使い物にならないと言っていましたし、近くの施設も光回線が遅いという書き込みがありました。

 

IPv4からIPv6へ変更しても状況は変わらずだったので、現在は教室の回線はdocomoの5Gルーターにファイアウォールルーターをつないで使っています。

 

ただ、ひかり電話を使っており、NTTの通常回線に戻すより現状維持の方が安いと代理店に言われたため、電話のためだけに光回線の契約は維持していました。

 

そんな中、docomoがホーム電話サービスを始めると聞いたので即検討。代理店からひかり電話からは同じ番号で乗り換えはできないと言われ一度は断念しましたが、発番元がNTTなら乗り換え可能と知り、先月頭から乗り換えのために動きました。

 

前置きは長くなりましたが、ホーム電話の法人契約(利用場所が本店以外)は手続きがいろいろと面倒だったので、記録として残しておきます。

 

最初に行ったのは某家電量販店。そもそもの話、ホーム電話は売れていないらしく、かつそれを法人契約する人は非常に少ないらしいです。対応してくれた方はホーム電話の契約が初めてらしく、必要書類として最初に言われたのは下記でした。

 

①登記簿謄本

②納税証明書

③代表者または来店者の本人確認書類

④名刺または社員証

⑤法人名義の通帳・印鑑または法人名義のクレカまたは個人名義のキャッシュカード

 

5Gルーターも法人契約していたので事前に書類は準備していましたが、②は記憶になく書類不備で断念。その後、ドコモショップの方が法人の登録情報を取りやすいとかで、ドコモショップでの契約を勧められました。

 

予約をとって、後日ドコモショップへ。ここでも、ホーム電話の契約は慣れていないので、確認しながら進めますとのこと。

 

手続きを進めていましたが、途中で他に必要書類があると言われ、でてきたのが⑥委任状。④の名刺や社員証は不要だが、委任状の提出が必須とのこと。フォーマットがあるので、印刷して受け取りました。あと、②の納税証明書以外に発行日・利用住所・法人名が記載された公共料金の領収書でもOKだそうです。

 

再度ドコモショップへ行こうとしましたが、年末で行ける時間帯がすでに予約で埋まっていたので、量販店へ。ホーム電話の契約経験者がいる日に来てほしいと言われ、いる日を確認し、再度その日に訪問。

 

委任状に関して、日付が抜けていたのでその場で記載したら、発行権限者が記載しないとダメと言われ、私が権限者ですと言っても聞き入れてもらえず・・・かつ量販店は来店予約ができず、その日は混んでいるので1時間近く待つと言われまた断念。

 

改めて余裕を持って訪問し、「この手続きが終われば契約完了です」と言われてから長いこと待たされたあげく、「原因不明だが契約処理が終わらないので、時間を置いて本日再度来てくれ」と言われました。締め日や登録情報が再入力になるからという話でしたが、すでに2時間以上経過しており時間なく断念。1時間ほどして入電があり、最後の処理のタイミングでdocomo側のシステムエラーが発生したらしく処理が完了しなかったとお詫びの連絡がありました。

 

数日後、あまり時間がないなかでしたが訪問すると優先して対応してもらい、契約は完了し、無事購入できました。

 

回線の移行手続きが完了したらdocomoから電話が入るので、その時に電源を入れてくれとのことだったので連絡を待っていたらクリスマス前に連絡があり、ひかり電話にFAXが紐づいているので手続きが進められないから、解約してから再度連絡をくれとのこと。

 

急いで解約手続きを進め、年末に解約完了の連絡をいれましたが、いまだに開通できていません。開通後にドコモショップで5Gルーターとホーム電話を紐づけてセット割の適用開始と言われましたが、紐づけは電話でも可能ということでした。

 

長くなりましたが、まとめるとこんな感じです。

 

事前確認

・乗り換え番号の発番元がNTTか

・FAX番号が紐づいている場合は解約が必要な場合あり

・ホーム電話の契約に慣れていない店員が多い

 

必要書類

・登記簿謄本

・発行日、利用住所、法人名義が入った公共料金の領収書

・来店者の本人確認書類

・委任状(フォーマットあり、その場での記入はNG)

・法人用dアカウント(これがあれば支払関係書類は不要でした)

 

購入後

・ドコモからの開通連絡を待ってホーム電話の電源を入れる

・(量販店契約の場合)開通後に5Gルーターとの紐づけ手続きが必要

 

後日、追記

開通連絡前に、お客様から電話がつながらないと言われ、確認したらFAX音のような音がしてつながらない状況でした。とはいえ架電やボイスワープは利用できたので、受電だけが不可という状況。切り替え作業がまもなく終わるということだろうと判断して少し待ちましたが、連絡がないためこちらからドコモへ連絡を入れました。

 

そこで、「昨日、開通作業が終わっていますね」と言われましたが、開通完了の連絡はハガキで行うらしく、まだ届いていませんか?という反応。電話が通じなくなっているので早く開通したいというと、もうつないで大丈夫ですよとのこと。

 

電話を切って、本体の電源を入れ電話機へ接続しましたが、ためしにかけてみてもつながらずボイスワープが発動。切替前に解除していなかったのがよくなかったと思い解除依頼をかけましたが、もう一度かけてみるとちゃんとつながりました。docomoの電波を使っているため、使えるまで少し時間はかかりそうです。設置場所を窓側に移動した後も同じ現象が起こったので、設置してから数分は使えないと思った方がよさそうです。

 

あとは転送電話。ボイスワープ的なものを想像していましたが、転送設定は利用者側では不可で、転送開始、解除はdocomoに電話して処理してもらう必要がありそうです。かつ転送の仕組みも、固定電話で対応するか転送先で対応するかと接続先を決めるのではなく、固定電話で数コールでなかったら転送先へ転送するという仕組みなので、固定電話に出るのが遅れた場合は転送先での対応になるため、固定電話⇒転送先の通話料負担を考えると、転送に必要なコール数の設定も悩ましくなりそうです。

 

ここまでデメリット的なことを書いてきましたが、電話機を置く場所を自由に決められる点はよかったです。通話品質も今のところ問題なし。5Gルーターと併用しているため、固定費が抑えられたのもよかったですね。

 

想定外のことも多かったですが、上記内容を踏まえ問題ないと判断される方にはお勧めのものになります。導入を判断される際の一助になれば幸いです。