民主党が打ち出した政策
外国人医師の無制限受入れ
多分いつも通りの参議院選挙用の
アドバルーン政策だろう。
この『耳触りのみを追求した政策』に喜ぶ奴らが
自分の頭で考えることなしに、また民主党に投票するなら
それはそれで、個人の自由。
どうせ、選挙後には昨年のマニフェストみたいに
なんやかやと立消えになることだろう。
しかし問題は、頭の悪い一部議員が、
これまた頭の悪い一部選挙民からのプレッシャーで
本気でこの政策を実現させようとしたときだ。
これって本当に良いことだと思うのか?
幾つかの単純な疑問
1、医師の出身国に制限をかけるのか?
どういう基準で?
2、その裏返しで、米国、欧州の医師に対してはほぼ無制限か?
最近流行りの幕末モノみたいに、『不平等条約』を締結するつもりかい?
ほとんどの欧米国では今でも、
どんなに腕が良くても、日本人医師は各国の医師免許が必要だというのに。
3、日本国の医師免許を有しない外国人医師
その治療行為の責任は誰が持つ?
何らかの基準をも設けずに医師を『輸入』しても
責任の所在を単純に医療機関だけに押し付けるつもりなら
訴訟社会・クレーム社会と化している現代日本で
無条件に外国人医師を受け入れる医療機関はどこにも無いと思われるが。
全ての基準(技術、専門性、知識等)、責任の所在(雇用年数、賃金等も含めて)
そういった不明瞭な部分に対し、何らかの具体案を提出しなければ、
この政策は俎上に上げる価値もない
ただの寝言に過ぎない。