I LOVE A PIANO、大千穐楽
皆様のおかげで、「I LOVE A PIANO」が無事に大千穐楽を迎えました。
ご観劇くださいました皆様、ご声援くださいました皆様、
本当にありがとうございました。
まさにお客様と共に育っていった舞台でした。
青山DDDクロスシアターという親密な空間から出発できたからこそのライブ感だったと思います。200席程度の劇場は初めてでしたが、お客様を近く感じられて、いいものですね。
大千穐楽を終えて、とにかく清々しい気持ちでいっぱいです。
2月から「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」の稽古に入り、4月に開幕、すぐに「I LOVE A PIANO」の稽古に突入し、5月に開幕。
この数ヶ月、駆け抜けてきた感があります。
特に「I LOVE A PIANO」は日本版として台本を書き直すことが急遽決まり、なかなか痺れるタイトなスケジュールの中で必死でした。時間との闘い。・・・なんだけど、アメリカ版とは違う、新しい日本版を作れて、楽しかった。いつもバーリンのメロディが私を導いてくれたように思います。
書いても書いても終わらぬ量の歌詞(!)も書きましたが(アメリカ版は60曲以上あったので、半分カットして再構成した結果、30曲以上)、苦じゃなかったです。メロディに踊らされる感じです。バーリンと仲良くなれた気がして、なにやら喜びさえ感じました。
「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」、そして「I LOVE A PIANO」。この2作を通して、笑って笑って泣いて笑う、ということをちょっとやれた気がします。この数年、「笑い」の素晴らしさがどんどん自分の中で大きくなっていって、笑いも涙も両方ある舞台を目指したいなという気持ちが強まっていって。これからも大事にしたい比率です。
笑い。それは役者さんの力があってこそ。
セットチェンジもなにもないシンプルな舞台。それは役者さんの力があってこそ。
今回の6人のキャスト、最高でした。
屋良くん、上口くん、梨絵さん、まりちゃん、樹里さん、壮麻さん。
尊敬の気持ちしかないです。
特に、弾き語りまでやってくれた屋良くん。彼が座長だったからこそなしえた作品だったと思います。
この6人、
そしてピアニストのクラーキーとまこちゃん、
そして振付の菜津子さん、音楽監督の大貫さん、照明の奥野さんをはじめとするプランナー陣。
ミスなくトラブルなく笑顔でやりこなしたランニングスタッフ陣。
このメンバーと一緒に作れて、すこぶる楽しかったです。
このみんなとも、お客様とも、また再会したいですね。
彼らの写真を見るだけで、温かい気持ちになります。もちろん屋良くんのことも。
さて。
「I LOVE A PIANO」の期間、実はサンリオピューロランドで絶賛上演中の「Miracle Gift Parade」の新キャストデビューの稽古にも何回か行きました。
ピューロランドを卒業していくメンバーと、パレードをやっているピューロヴィレッジで記念撮影。昨年12月のパレードオープンのために、ゼロから稽古してきた仲間たちの卒寮は寂しいけど、きっと彼らのことだから次のステージでも笑顔でいることでしょう!
稽古最終日にキャストとスタッフさんから、サプライズで花束を頂きました。びっくり仰天で、嬉しかったなあ。新海先生もサプライズされてて、爆笑。
書く仕事がまだあるものの、このあと数ヶ月のお休みを頂戴いたしました。もう、嬉しくてたまりません(笑)プライベートでやるべきことがあるからなのですが、この休みを利用して、溜まっているアイデアを台本化したり、時間があるうちにやりたいことをやります!
夏休み前の子供の気分です。
それでは、また!