8/9 | 小林香オフィシャルブログ「Caori Covayashi」Powered by Ameba

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テレビからは、長崎の被爆者代表の谷口さんのスピーチが
シンプルに強く、はっきりと響いてました。

非核三原則に触れた首相のスピーチまで見て、
慌ててご飯を食べ、劇団四季・秋劇場へ。

「サウンド・オブ・ミュージック」




名曲揃いなのはもちろん、振付もオチャメで洗練されており
ザッツ・ミュージカル!を堪能しました。
客席に子供・若者がいっぱいいることも、健康的な劇場の在り方だなあと思ったり。
これはすごく大事なことですよね。

ところで、8月9日の今日が初日だったようです。
トラップ一家の愛の物語であると同時に、
ナチスのオーストリア侵略と
戦争が若者の思想をたやすく変えてしまうことなどを
美しい音楽と共にさりげに語るミュージカルでもあります。


先日は、島田歌穂さんが御出演なさった
朗読劇「この子たちの夏」を観劇。


30年前から800回ほど上演されているらしいのですが、
いま戦争を知らない世代がどんどん増えているので
こうした舞台が続いていくのは意味があると思います。

旺なつきさんがお読みになった手記だったと思いますが、
火事が広がるなか、瓦礫に挟まれて逃げられない2歳の女の子のくだり。
水夫数名が力を合わせて持ち上げられず諦めてしまった瓦礫を
大火傷を負っている母親がひとりで持ち上げ、娘を助けたそうです。
その夜、そのお母さんは亡くなりました。

朗読劇というスタイルは、聞く人の想像力を鍛えます。
想像力は何かを変えてゆく力につながります。
舞台ができること。
たくさんあるなと改めて思いました。


さて。夕食までもうひとふんばり働きますかね。
ではまた!