12月半ば

先週末は、
J Kimさんのクリスマス・コンサートを聴きに行き、
港ゆりかさんの「5.98」も拝見。
近くに住んでいる友人と夜中に合流して飲んだり、
高校・大学の友人たちとの忘年会などもあり。
12月っぽいですね。

Kimさんのコンサートでは
知念里奈さんが飛び入り参加で「You raise me up」を歌ってくれました。
二人して、う～む、さすが。はっとしました。なんでしょうか、あれは。

Kimさんは韓国のご出身なので
一番得意な原語は韓国語だということですが、
彼女の日本語歌詞の読解力・感得する力には毎回感嘆してきました。
私の作詞の道のりのなかで
それを思い、それをぎしりぎしりと踏みしめて通過してきた「もの」、
でもそれ自体は歌詞には一切書かれていない「もの」、
それをKimさんは確かに汲み取っておられました。凄い・・・。
他人である私たち二人の人間の隙間を渡してくれる、見えない共有物。
それが、Kimさんの絶対的な歌唱によって無数の人の間に渡されること。
凄い歌手・・・。

知念里奈さんも恐ろしい歌手だと思います。
歌詞、音、センスがいいこと、センスがよくないこと、
これらへのセンサーがものすごいレベルで研ぎ澄まされていて
こちらはちょっぴりも誤魔化せないです。
ご本人はいつもふんわりぽかぽかしてらっしゃいますが（天才型）、
こちらは”センス”センサーが鳴らないように必死なのですよ！

この二人と同時代に生まれてこれて感謝です。
生で聴くことができますからね。


「5.98」
港ワールド炸裂でした。
頭に描いたビジョンとやりたいことをやりきったであろう、
独創的で細やかでお洒落な作品でした。
港さんはなんと心優しい方だろうかとこの作品を拝見しても思いました。
甘くない温かさに充ち溢れたダンス作品でした。
港さんが原田薫さんと二人で踊ってるときも、ほんと素敵でしたね。
三井聡くんも、赤澤かおりちゃんも、新しい顔を見せてくれました。


そんなわけで、今年もあと２週間。
やり残しがないようにしたいものです！