CHICAGO | 小林香オフィシャルブログ「Caori Covayashi」Powered by Ameba

CHICAGO

宝塚OGだけの「DANCIN' CRAZY」@オーチャードホール。

1幕の「CHICAGO」短縮版。
素晴らしかったです。

人間、やれば出来る。という、
シンプルで、大切で、なかなか出来ないことを
全出演者で体現したかのような40分間でした。

あとやはり、人間の肉体は美しいなあと思いました。
素晴らしいダンスを観るといつも思うことですが。

フォッシースタイルを3カ月か4ヶ月で体得なさった出演者の皆さん、
凄いとしかいいようがなく。。。
レッスンなさったケンヤさん(大澄賢也さん)も凄い。。。
素直に、感動しました。

あと、ミュージカルファンとしては(笑)、
短縮版でも充分パワーを持つ作品を作った作曲家のジョン・カンダ―、
作詞家で脚本のフレッド・エッブって、
計り知れないな・・・という思いでした。

個人的には、
風花さん、美鳳さん、ロキシーの朝海さんが非常に印象に残りました。

2幕は、宝塚のオリジナル曲はどれも知らず、
私はよく意味が分からないまま観ていたのですが、
そこはパフォーマーの力技で、見応えのあるショーでした。

ピアソラの楽曲をメドレー化したナンバーがありました。
「タンティ・アニ・プリマ」という非常にマイナーな曲が選曲されていましたね。
昨年上演した「ロコへのバラード」というタンゴ作品の
メイン曲の一つになった楽曲です。
名曲なんですよね。是非フルサイズで聞いてみてください。
ミルバのアルバムの中に入ってます。
で、4人で8分のタンゴを踊りきるというコンセプトは前に伺っており
タンゴで8分って肉体的に相当大変だなって思ってたのですが、
実際にはタンゴではなく上手くジャズダンスになってました。
色んな種類の世界を一つの舞台の上で楽しめるのも
宝塚の面白さなのかなと思いました。
その分、演じる方は大変だと思いますけど
それだけ訓練されてきている選ばれし人達なのだとも思います。


限界に挑戦しているこの女優陣を観て、
我々スタッフもより一層頑張らなくてはと思いました。
まずは「TATTOO 14」です。
来てくださる皆様に何も考えずシンプルに楽しんで頂けるよう、
丁寧に作って行きたいですね。

では!