京都、ブエノスアイレス | 小林香オフィシャルブログ「Caori Covayashi」Powered by Ameba

京都、ブエノスアイレス

今日は京都に移動。
まだ28日だけど、新幹線の指定席は満席なんですね。
2010年も暮れなんだなぁとあらためて実感。

京都府庁で、国民文化祭の事務局メンバーに加え、
現場を回して下さる電通やNHKの皆さんとの打ち合わせでした。
規模は大きいけど、宮内庁や国をお迎えする緻密な行事でもあるので
手探り部分が山盛りで・・・。でも今日はそのグレーゾーンを
みんなで確認しあえたので有意義な打合せだったと思います。
開会式まであと10カ月しかないですね・・・。努力する以外に道はなし、と。


それと、本日発売の「シアターガイド」。
2011年11月にグローブ座で上演される
アルゼンチンタンゴ・ショー(製作:アトリエ・ダンカン)の
告知がなされたようですね。
音楽監督の小松亮太さん、振付のマリオさん、
2010年のタンゴ世界選手権で優勝された鍬本千津子さん&ディエゴさん。
皆さん生粋のタンゴ・ピープルで、世界を舞台にされています。
私は、構成・演出で参加します。

小松亮太さんのバンドネオンについては
私なんぞがここに書くまでもなく、皆さんすでによく御存知かと・・・。
まさか協同作業をさせて頂けるとは。
人生、何が待っているか分からないものですね。
そして以前観たマリオの振付・・・鳥肌がたちました。色気とドラマ。洗練。
マリオにはまだ2度しかお会いしていませんが、
私たちのスタッフワークで特に重要になる
「言葉」の壁の問題(マリオはブエノスアイレスの人です)、
これをマリオは共に乗り越えてくださる人だと思いました。目が深~い。
CHIZUKO&DIEGOは、今年の3月に井上芳雄さんのDSで御一緒していて、
その打ち上げでタンゴ世界選手権の話を熱く語ってくださったんですが、、、
半年後、彼らは本当に優勝しました!いたく、感激した。
そしてこの作品でガッチリ御一緒することになるとは。
これはもう「縁」ですね。プロデューサーIさんの座組みに感謝。

出演は彩吹真央さん。これも「縁」というべきですね。
人生は創造できるけど、想像はできないもので。
なぜかというと、去年の今頃は
彩吹さんが宝塚を退団なさるというニュースとは無縁で、
異国でのほほんとしていた自分を思い出したからです。
2011年はなかなか濃い巡り合わせなので、
しっかり作って行ければと思います。
そして、西島千博さんは初めてご一緒させて頂くのですが、
今回は振付家としても参加されるので、楽しみが2倍です。
マリオとは違う世界を創ってくださると思うので
大人の空気が重層的に醸し出される舞台になるかもやと思っています。
アルゼンチンの公用語はスペイン語ですが、
石井一孝さんはスペイン語学科のご出身。
そして宮菜穂子さんも同じ学科のスペイン語マニア!
タンゴを通じてお二人の血がたぎること間違いなしでは。
中河内雅貴さんも今まで何度か舞台を拝見しているのですが
御一緒するのは初めてなのでとにかく楽しみです。

タンゴは聴けば聴くほど近しいものになっていく魔力みたいなものがあるので
来年11月までかかってじわりじわりと魔力にやられていこうと思います。


でも、今の私はまず、目の前のことを地道にコツコツやるだけでして、
2011年はオーケストラとのお仕事から。

”千里の道も一歩から”という言葉をスルメ並みに噛みしめる、
12月28日です。