RENTとファンタスティックス | 小林香オフィシャルブログ「Caori Covayashi」Powered by Ameba

RENTとファンタスティックス


ロック・ミュージカル『RENT』@シアタークリエと、
ミュージカル『ファンタスティックス』@コクーンを拝見。

RENTは、Wキャストの2組目の初日に観ました。
エリカ・シュミット演出版の初演と今回の再演、キャストもかなり違うけど、
素直さ、まっすぐさの種類が違うように感じました。
初演のときは、RENTの前の月と次の月にクリエで上演する
新作2本をプロデュースしていたため
楽しみにしていたのにたった1回しか観られなくて
鮮明な記憶が残ってるかどうか怪しいところですが、
今回は「せめぎあい」「葛藤」「歪み」「焦燥」というものよりも
「ハートから自然とこぼれだす素直さ」というものが
で~んと表れていたように私は感じました。

「Seasons of Love」のソリストを務めているShihoさん、最高です。
ブロードウェイのオリジナルレコーディングとかでは
ソリストがラスト近くでフェイクするとき歌詞ありでやってると思うんですけど、
Shihoさんバージョンは歌詞なしのスキャット。Shihoさんオリジナル。
これが私はすごく好きです。
だってそれが個性だから。
個性を生きることが「RENT」だから。

RENTで好きなナンバーはたくさんあるけど、
今回観劇して、ミミ役のジェニファーさんのバラード2曲は特に胸に来ました。
「Without You」と「Goodbye Love」とか。
次回観劇したら、また違う曲に涙すると思います。
そんなミュージカルですよね、RENTって。


それにしても、、、本当に舞台は怖い。
その人のそのまんまが板の上にすべて出るし。
いいこともわるいことも、あるものもないものもすべて。。。
とんでもなく恐ろしい職業だ、舞台俳優とは。


さて。
宮本亜門版『ファンタスティックス』。
若者カップルももちろんのこと、
ベテランチームが大活躍で、楽しい舞台でした。
エル・ガヨ役の鹿賀丈史さん、
モト冬樹さん、二瓶鮫一さん、斉藤暁さん・・・!!
ベテラン俳優が大活躍の舞台はなんだか元気になりますね。