宝塚BOYSとVOGUE | 小林香オフィシャルブログ「Caori Covayashi」Powered by Ameba

宝塚BOYSとVOGUE


今日は終戦記念日だな、、、
と思いながらシアタークリエの『宝塚BOYS』を観に行きました。

終戦後すぐの宝塚歌劇団・男子部の話で、
戦争から帰ってきた青年たちが美しい夢を見たくて
宝塚歌劇団の男子部に入り大劇場の舞台を目指す、
という実話をベースにした芝居です。

今日はこの、”815”という数字を非常に意識できました。
8月に、東京宝塚大劇場の目の前にあるシアタークリエで
この作品をやるのは、何よりも説得力があるんじゃないでしょうか。

初演も拝見しており
そのときもかなりぐっときたんですが、
クリエ版はさらにリアリティがあって、
ほんと名作だなぁと。

初風諄さんと山路和弘さんには毎度泣かされてますが、
BOYSたちがみんな素晴らしくて、なんというか、生きてる!って感じでした。
特に、藤岡正明くんと東山義久さんの芝居にぐっときた。


ようやくDVDで『ファッションが教えてくれること』を鑑賞。

VOGUE USの編集長、アナ・ウィンターや
クリエイティブ・チームのドキュメンタリーです。
アナ・ウィンターは『プラダを着た悪魔』で
メリル・ストリープが演じた名物編集長役のモデル。

いやぁ・・・ものすごい決断力ですね。
YESとNOの間のグレーゾーンがないという。

一瞬で決断を下すには、
少なくとも”勉強”してないと出来ませんよね。

この方、ほんとに妥協が一切ないですね。

VOGUE USといえば、ファッション・エディターのグレイス・コディントン。
数年前の、キーラ・ナイトレイがモデルで
アニー・リーボビッツが撮影した「オズの魔法使い」の号は
思い出すだけであらためてワクワクする。
グレイス・コディントン様、尊敬です。

グレイスの仕事ぶりも映画でみられました。
アナにがっつりカットされて
深く傷ついて悲しそうにぶつぶつ言ってましたけど、
壮絶にクールで美しい別の世界を締め切り前にあげてました。
この方も妥協が一切ないですね。

お二人とも、かっこいいな~。

グレイスの仕事を集めた写真集を買おうと思ったら、
9万円の値になってました。
・・・無理。


「キレイには飽きた。」
と写真家が言ってたけど、
「美はいつでも足りない」
とも思う。