ハーブのグラッパ | 小林香オフィシャルブログ「Caori Covayashi」Powered by Ameba

ハーブのグラッパ



しばらくぶりです。

この傘、でかいですね。
ガリバーの発注か?
アリス?

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京都のショウの準備から離れて、
この1週間は、頭の中身のリニューアル作業にいそしんでました。

来年の幾つかのステージの構想に入ってます。
静かにしてますけど、
ぶるんぶるん回ってるこの段階が好きです。


が、おのずとモードチェンジするには
少々”考え”が強すぎたので、
意識的にチェンジしてました。

いったん違う物語を頭のなかに投入して撹拌する、みたいな。


で、映画を2本観ました。
渡辺謙さんとディカプリオの共演が話題の『インセプション』
監督のクリストファー・ノーラン、凄い方ですね!
マトリックスみたいなSFワールドなのに、
しっかりハートも描かれてて、かっこいい仕事してはるな~って感嘆です。

アンジェリーナ・ジョリーのタフ度が半端ない『ソルト』
これもザッツ・ハリウッド映画だけど、
台詞じゃなくて表情によってしっかりハートも据えられてて
観てよかったと思いました。

ハリウッド映画のモラルやクオリティについては
常日頃からいろいろと批評されているところですが、
ちゃんと観れば、ただのアクションにだって
細やかなドラマが埋め込まれていたり、
作り手や演者の深い意図を汲めるものもたくさんあると思います。
(ただ、例を出すのもなんですが、『アバター』。二元論は私は好きじゃないです。)


で、帝劇のミュージカル『エリザベート』も拝見。
トートは城田優さん。ポテンシャルが凄い・・・。
まだ24歳なのに、かなりの色気を醸し出してらっしゃいました。
朝海さんも石川禅さんも高嶋さんも、みなさん絶好調で。
やっぱり年月とともに舞台というのは成熟していくものですね。


ほか、中華を食べに横浜まで行ったり、
グラッパを飲み呆けたりいろいろしてましたが、

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頭のなかでは色んな物語が交錯し、
その輪郭を掴むために写真集や音楽やノートと向き合ってる時間が
一番長いWEEKと相成りました。


で。なにをいまさらですが、
ミルバの魅力再確認です。
彼女の数多のヒット曲の陰で
ひっそりと光ってるめちゃくちゃいい曲、幾つもありますね。
こういう作品との出会いのワクワクはたまりません。

数あるオペラの音楽祭より興味があるのは、
サンレモ音楽祭
イタリアン・ポップスです。
ミルバもそこから出て来て有名になったようですね、
いつかこの音楽祭には行ってみたい。

あと、スカンジナビアでブルー・モーメントを見てみたい。
”青”こそ、人工的に表すのが難しいと私は思うので。

あたまんなかで
色んな土地と時代に出かけては帰宅し、
「ほんまに行きたいけど・・・まあ、いつか」。
いやいや、いつかはいつなのか、はっきりさせとこう。
ただ、舞台を仕事にしていると、
けっこうその場に居ながらにして
トリップにジャーニーにワープしている気になるもののようです。

そういう意味でも舞台はマジック・ボックス。
魔法にかけられよう~。
かぼちゃに戻らないシンデレラの馬車もある。心の中で。