シケモクと鼠 | 小林香オフィシャルブログ「Caori Covayashi」Powered by Ameba

シケモクと鼠


田村孝裕さん作、

劇団ONEOR8の『シケモクと猿股』を拝見しました。


田村さんの10年前の脚本のリバイバル上演でした。

今よりもSweetな作風というのでしょうか、

後ろの列に並んでいた6人ほどの仲良しおばちゃんチームが

ゲラゲラゲラゲラ大いに笑っていて

それも含めてSweetでした。

おばちゃんたちは、舞台で起きていることを

言語化し、声に出して復唱することを止められないようでした。

対して、”復唱するおじさん”には、今まで遭遇したことないかもです。


劇団員の和田さん、野本さん、冨田さん、

あいかわらずの個性っぷりで、面白かったです。



作曲の玉麻尚一さんに誘っていただき、

関東国際高校演劇科第24期生卒業公演の

オリジナルミュージカル『放課後の時間割』を拝見しました。


とても見ごたえのある素敵な舞台でした。

玉麻さんの音楽は、ロシア風あり、軍歌風あり、

ヒップホップにレビューっぽいもの、コメディ系あり、

多彩で元気で、高校生たちは音楽にのってピカピカしてました!

小学校に住むネズミたちのストーリーは優しくて楽しかったし、

みなさんの手作りのお衣裳はキッチュでした。


卒業公演ですから、当然、熱かったです。

同時に、彼らは舞台の上で、冷静でした。

それがすごく良かったです。

カーテンコールでは号泣してたけど、そりゃそうですよね。

明日の大千秋楽、どうぞがんばってください!



ところで演劇科の卒業公演というと、

ずいぶん前に、宝塚音楽学校のに呼んで頂いたことがあります。

宝塚音楽学校は今日拝見した公演より

もっとシアターダンスだった記憶があります。

今日そのことを思い出して、

さすがレビューの劇団だなぁとあらためて思いました。