マイケル・ジャクソンの "THIS IS IT" | 小林香オフィシャルブログ「Caori Covayashi」Powered by Ameba

マイケル・ジャクソンの "THIS IS IT"


今日は各打ち合わせのあとに、

ソワソワしながら映画館へ。


マイケル・ジャクソンの

『THIS IS IT』。




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なんだか、泣けた。



コンサートのメイキングシーンのみで編集されていて

マイケルの華麗なるパフォーマンスに目を奪われっぱなしなんですが、

観終わったあと襲ってくるのは

(この素晴らしいひとは、もうこの世にはいないんだ)

という悲しさ。


完璧主義者で

斬新な演出家で

緻密な音楽監督で

誰にも真似できない振付家で

優しい歌詞を書く作曲家で

気さくそうで

謙虚で

静かで

いつも微笑んでいる人、

というイメージ。


でもこの映画をみたあとの、

(この素晴らしいひとは、もうこの世にいないんだ)

という悲しみの理由は、

偉大なエンターテイナーを失くしたからだけじゃないみたいです。

遠い国の、友達を失くしてしまった感じといいましょうか。



カンパニーのメンバーのまえで彼がちょっと話すシーンがありました。

「あと4年で地球の環境破壊をくい止めて、地球を守る。」

と言ってました。

あんなに短いスピーチのなかで、そんなでかいことを静かに表明する人。

しかも、”あと4年”って断言してるんですよ。

アメリカ大統領には出来なくても、マイケルなら・・・

って思う人は多いんじゃないでしょうか。


そして何度もマイケルが言ってたセリフ。

「愛を伝えよう。」

「さあ、変わろう。」


世界は、本当に大きなヒューマニストを失くしたんだと

映画を観てあらためて思い知らされました。

Loveにまつわる大きな計画が、途中で止まってしまった感じです。



でも、彼の音楽はずっとあるしな。

舞台は消えるけど、

音楽は刻まれる。



エンディングで突然 『Heal the world』 が流れました。

この曲の日本語歌詞を書くにあたって何度も何度もリピートして聴いた夜の

MJの声や(CDだから、この映画と同じ声のはずなんですけど)、

当時住んでた部屋のカーテンの色や、

散らかった机の上の様子や、

朝まで夢中になって、熱中して書いてた自分の心の中が

一気にリプレイされました。



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マイケルがくれたものを大切に、

これからも仕事していこうと、はっきりと思いました。