SALGADO / AFRICA
セバスチャン・サルガドの写真展。
今日はそのレセプションでした。
アフリカの写真で35年前のものがあれば、4年前のものもあり、
スーダンもあればモザンビークもあったけど、
アフリカを覆う悲しみはどの写真も変わりがなかった。
ぜんぶ白黒写真だったから一昔前の事実と思いたかったけど、
現実には、いま現在起こっていることでした。
避難民の、疲れ果てて鈍く濁った瞳。
特に、子供たちの無の表情。
これらを直視するのは簡単じゃないですね。
幾枚かの写真を、ずっと忘れないでおきたいと思いました。
今日はあちこち移動の多い日でした。
が、移動途中で買い求めた佐藤雅彦さんの 『毎月新聞』 がすっごい面白くて
移動するたびに本の続きが読めて嬉しかった・・・。プチハッピーというやつですね。
夢中でページをくってたら、最終電車内で読み終わりました。
もう一冊、谷崎潤一郎の 『陰翳礼賛』 を買いました。
照明デザイナーの石井幹子さんの 『新・陰翳礼讃』 は出てすぐに読んだのに、
肝心の本家本元にはなかなか手が伸びなかったんです。・・・大作だけに。
でも今日は、本屋でその表紙を見た瞬間に、ビビビってキタんです。
ずっとぼんやり探しているものへの小さなヒントがこの本にあるはず?
キャラの濃い編集者に会い、
キャラの濃い演劇人に会い、
キャラの濃い役者が出てくるプールヴァール劇を見、
心地良い疲労感が漂う今夜です。