和倉温泉のガイドブックにこんなような写真(↓)が載っていたので、青林寺というところに寄ってきた。どうやらこの写真で有名になったようだ。

 

ここのガイドさんに聞いた話を、備忘録として書いておこうと思う。

(既にちょっとあやふやではありますが。。。)

 

 

御便殿(ごべんでん)とは皇族が地方に来た際の休憩場所。

維持管理が大変なので、普通は使用後すぐに壊してしまうらしい。現存するのは全国で3カ所だけ。うち一カ所は会社の敷地内なので公開されていない。

 

和倉の御便殿は当時の皇太子(後の大正天皇)が使用。2時間の休憩をとられたそうだ。建築には3年かかっているとか。

 

縁側は広く、手すりが施されている。

当時は海岸に立てられていて、縁側の外は海だった。落下防止のための手すりだそうだ。

ちなみに最初の写真は、部屋の中央に置かれたテーブル上のガラスに外の景色を映り込ませている。(左下にあるのがテーブル)

 


天井は格式の高い折り上げ天井になっている。

曲げやすい栃の木を使ってこの曲面を出している。

 

表面の虎斑(とらふ)と言われる木目が見事だった。

波目や節があり、生き物にも風景にも見えたりで、楽しませてくれた。

 

 

ここに来たのはガイドブックを見て偶然なんだけど、来て良かった。

ガイドさんの話も分かりやすかったです。