合格した皆さんにはもうすぐ資格登録会員証が届き始めますね。
うれしいね、みんなおめでとうだね。
さて、今年の産業カウンセラー試験の合否結果がホームページに先立って、協会会報誌のJAICO№360号に掲載されました。その概要は以下のとおりです。
■ 総合合格者数 2,600名(合格率65.7%)
一部合格者数 814名(学科221名・実技593名)
○ 学科試験 志願者数 3,822名
欠席者数 132名
受験者数 3.690名
合格者数 2,689名(合格率72.9%)
○ 実技試験 志願者数 1,565名
欠席者数 68名
受験者数 1,497名
合格者数 1,037名(合格率69.3%)
総合合格率は65.7%で、前回よりも1.4pt減と2年連続の減少となっています。
受験生が来年の試験対策を進める上では、公表された合否の全体像よりも、受験パターンごとの合格率の詳細の方が必要な情報なのですが、やはり今回も公表されませんでした。
そこで恒例となった合格率分析をやってみると、結果は以下のとおりとなりました。
※ なお、受験者数に欠席者は含まれない。
また、欠席者数と一部合格の定義には仮説が含まれる。
★ ケース1(学科と実技の双方を受験した場合)
今回の2017年度試験において,学科と実技の双方を受験した方は約1,228人で,そのうち総合合格者は312人で合格率は約25%(前回同率)であった。
また、総合合格者2,600人に占める割合は12%(前回同率)であった。
特に、双方受験者のうち学科合格したのは約43%(533人)で、学科のみ受験者の合格率(約88%)の半分程度となっています。
その一方、双方受験者のうち実技合格したのは約74%(905人)で、実技のみ受験者の合格率(約49%)の1.5倍となっています。
★ ケース2(学科のみを受験した場合)
同様に,学科のみを受験した方(実技免除又は一昨年度以前の試験で実技について一部合格された方)は約2,462人で,そのうち総合合格者は2,156人で合格率は約88%(前回約89%)であった。
また、総合合格者2,600人に占める割合は83%(前回同率)であった。
★ ケース3(実技のみを受験した場合)
さらに、実技のみを受験した方(一昨年度以前の試験で学科について一部合格された方)は約269人で,そのうち総合合格者は132人で合格率は約49%(前回約55%)であった。
また、総合合格者2,600人に占める割合は約5%(前回同率)であった。
編 集 後 記
今回は協会が公表した合否結果について、恒例の受験パターンごとの合格率解析をやってみました。
3年前にはまだ5,000人を超える受験者がいた産業カウンセラー試験なんだけど、今年は4,000人を下回るまでに減り続けてる。そんな中で合格率も年々わずかながら下がっているのが厳しいところ。
次回はこれらの数字から見えてくる合格パターンや合否基準などについて、考えてみたいと思います。
カウヨビ自習室では全員が合格できたので、ご褒美の九州縦断旅行で暫くブログ更新をお休みさせていただきました。
この間もアクセスを続けてくださった多くの読者の方々はゴメンナサイ。
本日のお言葉
それから・・・いつまでも、ありがとう。