前回まで実技試験でのセッションの進め方をお話しましたが、今回はセッションの後のパートについて考えましょう。

 

実技試験ではセッションに続いて振り返りと質疑応答が行われますが、最も大切にしたいのが振り返りの作業です。

 

カウンセラー役が自分のカウンセリングをどう見ているかを尋ねることで、たとえ現時点で十分でない点があったとしても、その点に自分で気が付き、合格すれば自己研鑽で補っていく見込みがあるかどうかを審査されるんだね。

 

編集後記

振り返りでは、どんな相談内容であったか主訴について尋ねられたり、自分の応答で良かった点や改善すべき点などが問われています。

 

このとき「クライエントの話をしっかり話を聴いて、感情に寄り添うことができたと思います。」と自分に満点を付ける受験生が少なくないようだけど、振り返りは合格後の研鑽課題を明らかにする作業だったよね。

 

話を遮らずに聴くことができたなど、良かった点を評価した上で、少し早口になってしまったとか、感情より事柄に着目して質問してしまったなど、反省点を明確にして改善に努める心構えを示すことが大事なんだ。

 

本日のお言葉

家に帰ったら自分を誉めてあげようね。 (ジーニー)