前回はハンセンの発達理論を見てきましたね。

今回はキャリア理論の最後、輝くシャイン先生について考えてみましょう。

 

シャインは、社会変化に伴って職業が個人に求めるものも、個人が職業に求めるものも変わっていくのだから、職業の決め方だって変化するんだと言いました。これをキャリア・ダイナミクスと呼んでいます。

 

また、個人が目指したいと思うキャリアの指向性(ワガママ)を8つに分類して、キャリア・アンカーと呼んだんだ。

 

一方で、シャインはワガママばかり言っていてはダメだから、仕事上の重要人物(ステークホルダー)の要望に着目し、その矛盾や将来変化を見越すことも必要だと言いました。

社会環境からの影響もしっかり踏まえて、組織内での生き残り戦略を考えるから、キャリア・サバイバルと呼ばれます。

 

編集後記

丸い釘は丸い穴にという固定的な特定因子論に比べると、仕事の要求も個人の要求も変化するという考え方は力動的(ダイナミック)なんだね。

 

また、人格理論のホランドはパーソナリティを6つに分けたけど、シャインはキャリアの指向性を8つに分類したんだね。

 

本日のお言葉

言葉も額も名前どおりのシャイン先生。 (ジーニー)