#エピソード1/2
クワハラ的『真・メイク論』
~LIP編~
「リップの基本的な描き方」
まずリップで重要なのは、顔に対するサイズ、デザインと、『シンメトリ(左右の対象さ)』です。
人の顔はそもそも左右対称ではりません。
よく使う方の顎は発達したり、左右で大きさが違うパーツがあったり、よく動く方の眉があったりと個性に富んでいます。
鼻筋から顎の中心を結んだ線の上に、唇の中心(唇の山の「谷」になる部分)がくるように心がけてください。
そもそも、唇にも個性があります。過度な修正は逆に目立ってしまい逆効果(違和感に見える)となるので、心がける程度でいいと思います。
1.唇の下地を作ります。
肌色と唇の色、質感の差が大きめな人は、ファンデーションなどでその部分をカバーしましょう。唇の部分に塗りすぎると、リップを塗った時にファンデーションが混ざって色が出にくくなる場合があるので注意!
2.口角を決めます。
口角(唇の端)に紅筆を差し込み、抜く要領。
ここが綺麗に決まっていないと、凛とした気品が出ません。
上唇と下唇とは、この「口角」で繋がっています。口角が繋がっていないと腹話術の人形のような違和感が出るので、ここは意識して繋いでください!
上手く描けたリップは口角を引っ張ってみるとわかります!
普段気にしてないところが、実は気品を出すためのポイントだったりします★
3.リップに山を作る場合には目印を作る。
左右のバランスが取りにくい人、リップの山が目立つデザインをする場合には基準を先に作ってしまうと便利!
下唇のコーナー部分にも、ペンシルで「点」をつけるなどすると良いでしょう。
リップラインの「生きた線」(一筆書き特有の流線美)を求める人は、基準を決めずに魂込めて描いてください。w
4.口角から基準に向かってリップラインを描く。
もし苦手なサイド(右側・左側で)がある場合には、苦手な方から描き始めると、後に得意な方が来るのでパランスが取りやすくなります。
左右で小さい方の唇がある場合には、小さい方を先に描くとバランスが取りやすくなります。
5.バランス、デザインを整える。
手鏡を顔から50cm以上離して顔のバランスを見てください。
近くで美しく見えていても、他者が顔を見る距離は1M以上離れた距離です。他人から見て美しく見えるメイクが良いメイクと言えます。
非常に基本的なことですが、もし参考になる部分があれば、今までのリップメイクに取り入れてみてください。
私も個人的にリップマニアなので、リップをおかずにご飯三杯くらいいけます。w
リップを美しく描けるようになるには、練習が必要です。
理想のリップラインをマスターできるように、日々精進しましょう!!
次回はリップのデザインや質感、表現方法をご紹介していこうと思います。
クワハラヒロトHP