コート・スマイルブログ担当です
本年も当施設での行事や研修についてのお話ができればと思っています!
お付き合いくださると幸いです。
今年最初の研修は、「褥瘡・ポジショニングについて」です。
排泄ケア委員と褥瘡対策委員より、改めて説明をしていただきました!
★褥瘡とは?
寝たきりなどによって体重で圧迫されている場所の血流が悪くなり、皮膚の一部が赤みを帯びたりただれたり、傷ができてしまうことです。一般的には「床ずれ」とも言われています。
★なぜ褥瘡ができるのか?
私たちは眠っている時に無意識に寝返りを打ったり、長時間椅子に座っている時はお尻を浮かせるなど同じ部位に長い時間の圧迫が加わらないようにしています。これを「体位変換」といいます。
しかし自分で体位変換ができない人は長時間圧迫される状態が続きます。このことで皮膚の細胞に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなり、褥瘡ができてしまいます。褥瘡は皮膚の表面だけでなく、骨に近い組織が傷ついている場合もあります。
他にも、皮膚や衣類などの汚れや、汗や失禁等で皮膚が弱くなっていることも原因にあげられます。
褥瘡ができやすい場所は下の図の通り。様々な場所にできやすいのです…
★ポジショニングとは?
自分で体位変換ができない人に、クッションなどを活用して身体各部の相対的な位置関係を設定し目的に適した姿勢を安全で快適に保持することをいいます。
今回は「90歳女性 四肢麻痺と拘縮のため膝が屈曲している」という事例をもとに、
★この状態だとどこに褥瘡ができやすいか?
★どのように体位交換、ポジショニングしたら良いか?
について、グループワークで話し合いました。
各グループ、普段の業務やこれまでの経験をもとに様々な意見が飛び交い、有意義な時間になったと思います。
発表時も、自分のグループでは出なかった意見などもあり、新たな発見がありました。
利用者様に快適に過ごしていただくにはとても重要な作業となるので、改めて勉強ができとても良かったです。
今回もお読みいただきありがとうございました