日本国インデックスファンド+先進国株式インデックスファンド→+全世界株式インデックスファンド(除く日本)で資産形成を始めた。

 

4年前というのはちょうどコロナ禍で世界中の株価が下落しており、結果的には底値の時に株式投資を始めることができた訳だが、最近の新NISAから始めた人はある程度株価が回復+始めてすぐに下落を経験する事になる為、自分だったらすぐに心が折れそうな気がする。

 

株価の下落というのはボーナスステージである、長期的に見れば安価で株式を購入できる為、チャンスである、と書かれてはいるのだが、実際に株式投資を始めるという事は現金で持っているよりも投資をした方が手元にあるお金が増える、と期待して始める事だと思う為、理論的にはわかっていても心としては苦しく、聞いていたのと違う!となる人もいると思う。そう思うと少し前から始められた自分は精神的には少し楽であった。

 

ただ、このインデックスファンドというのは本にも書かれていた通り、とても地味で退屈な戦略である。ある日起きたら突然価格が暴騰している訳でもないし、何か見える景色が変わっている訳でもない。一方、人によって金銭感覚は異なる為、一概には言えないが、少額でない額を投資していると、周りの同僚、先輩、後輩が「若い時にする貯金なんて意味ない!!」というスタンスで生きていると、自分は生きたお金の使い方を出来ているのか不安になる事がある。今のところメリットを大きく感じるというよりは少々の不安を抱えながら投資をしているというのが正直なところかと思う。

 

ただ、始めて4年ではあるが、少なくない資産収入を獲得する事ができた。実際に引き出した訳ではない為、資産の増加を感じる訳ではないが、税金を払った後の収入からその額を貯めるのはなかなか大変だ、と思う額を獲得できた。

 

その株式投資の額を毎月消費に回していれば今頃、住宅購入、自家用車購入等々生活が楽だろうなぁ、と感じる一方で少し浪費を我慢するだけでお金が生まれる状況を目の当たりにした今、お金の使い方を大きく変える事はできなくなった。

 

インデックスファンドのメリットとして資産の分散によるリスクの軽減だが、逆にいうと一発で勝ちを目指しにいく投資方法ではない為、時間をかけて育てていく様な気持ちで取り組まなくてはいけない。

 

最近の世の中は一発賭けて当たった人の影響力が大きく、SNSでもその様な人の派手な生活、格好いい生き方?、憧れを抱かせる様な動画が見える様になった為、どうしても一発当てたくなる衝動が強くなる。

 

一発当てたくなる気持ちは、貯金が全くない状態、もしくは、少し貯蓄が少し溜まった頃に出てくる気がする。貯金が全くない時には、一気に富裕層や金持ちと言われる層になりたい、と思いレバレッジを賭けた投資や、投機と言われる方法でお金を築こうとする。また、今は後者の状況だが、少しお金が手元に残る様になってきて気付く事だが、大きくお金が残る様になるには更に時間がかかる事に気がつく。

 

地道に資産が増加しているのは感じるが、世間で大きく当てた人の爆発力、推進力は全くない事に気がつく。そこで、今までと違う投資方法に目が眩む、というか興味が出てくる時期がちょうど小金が出てきたこのタイミングだ。

 

例えば、リスクの小さい投資で言えば、金投資、新興国株式インデックスファンド、リスクの大きい投資の場合には、仮想通貨、個別株投資と言った所だ。