トマピケティの主張としては、労働収入の成長率よりも投資して得られる資本の成長率の方が高いから、格差は時間と共に広がっていくのが現代の構図という事だ。(実際に本を読んでいないので様々な要約から参照)

 

本当は投資を自己責任で行う上では、投資に関わる判断材料は全て自分で確認するのがリスクコントロールに必要だが、21世紀の資本に関しては読んでいない為、本当は読む必要がある。自炊してipadに入れて読むしかないか、読んでも意味わかるかなぁ。。。

 

全世界株式、S&P 500を差し置いて、先進国株式に投資を継続した理由としては自分で納得する理由がないと不可解である。3項の比較は大変なので、おそらく2つずつ比較して最終的に先進国株式に決定した。

 

①全世界株式 vs 先進国株式

全世界株式に投資するメリットとしては世界中の株式を時価総額?、世界における比重に応じた割合で取得できる。また、現代ポートフォリオ理論ではリスクを抑えて一定のリターンを享受するには、分散して投資をする事が望ましいとのことなので、全世界に分散をする事で、リスクの抑制を図る事ができる事が挙げられる。一方デメリットは表裏一体で全世界に分散をする為、発展途上国や新興国も入っている事がある。

 

一方、先進国株式に投資するメリットとしては、経済成長が成熟した先進国を対象にして投資をする事ができる。デメリットとしては新興国や発展途上国が投資先に含まれていない為、新興国が急激に発展、成長した際に利益を享受できない事が挙げられる。

 

両者を比較した時に先進国株式を選択した理由としては、r>gを考えると、労働者が多い国よりも資本家が多い国の方が株式、経済という側面からは成長が大きいのではないか、と判断したからである。もちろん資本家よりも労働者の方が偉いとか優劣をつけるというものではなく、21世紀の資本の状況として資本による成長率の方が労働収入の成長率よりも大きいとデータが出ている為、株式市場においては、全世界株式よりもそこから新興国、発展途上国を外した先進国株式の方が合理的で良いのではないか、とその当時は判断をした。

 

一方で、先進国というのは市場としては既に成熟していて経済成長率の急激な増加は認めにくいという考え方もある。新人で入ってきた社員の仕事の吸収成長率と部長課長の成長率はおそらくほとんどの会社で新入社員の方が成長”率#という面では良いはずである。(そうでないと困る・・・)また、先進国株式に投資を行うと、中国、インド等の急速に経済成長をしている国々への投資が出来ておらず、左記の国々の株式が急激に成長した場合に、利益を取りこぼす可能性も否定はできない。ただし、新興国については、経済成長の度合いと株式市場の成長が比例しないとも言われておりそこがまた一考の余地があり面白いところである。

 

②S&P 500 vs 先進国株式

この比較が現在投資初心者及びYoutuber界隈で盛り上がっている2大勢力である。ここ10年の投資リターンはS&P 500の圧勝というのが正直なところである。その為、普通に考えると投資を始める人はS&P 500に投資するのが妥当であるように見える。現に数年前にS&P 500に投資を開始した人は米国の力強い経済成長(情報技術、半導体、自動車あたりですか)の恩恵を受け、かなりの投資リターンを得ているはずで、ここに関しては全世界株式を選択した自分としては素直に羨ましい限りである。現に職場で隣に座っている方々は、「S&P 500一択でしょ‼️‼️」という論調であった為、全世界派としては心揺れる日々であった。実際みなさんこの2択にどうやって気持ちの折り合いをつけて資産形成しているんでしょうね。

 

その中で直近の成長率著しい米国株投資を差し置いて、先進国株式に投資した訳だが、その理由としてはただ1つ。。。米国が今後も世界一の経済大国である保証がないから。これに尽きる。現在の米国の魅力はやはり大きい。世界の株式の時価総額ランキング上位のGAFAM、NVIDIA、TESLA、バークシャーハサウェイ等名だたる面々が名を連ねている。また、ど素人の1観光客としてもカリフォルニア(シリコンバレー)、ロサンゼルス、ニューヨーク、ハワイ、グアム等、地名と島と地域とぐっちゃぐちゃですが笑、魅力的な場所が沢山ある。今のところ米国というのはやはり力強く、頼もしい国というのは間違えなく投資先としては米国なしでは考えられない状況です。だが、どうしても1つ気になる表があった。

 

引用:東京新聞

 

1990年あたりと現在の世界の企業の時価総額ランキングである。現在はアメリカTUEEee‼️‼️であるが、一方で30年前は日本の企業が上位を占めていたという表である。約30年前に生まれた自分であるが、バブルが弾けた、と聞いたことはあったもののバブルの様子は人づてに街の活気付いたエピソードを聞くくらいで、実際の経済状況がこんな状態であることは資産運用の勉強をするまで知らなかった。30年で世界の時価総額の上位がごっそりと入れ替わる可能性が0ではないということである。この30年間でランキングを構成している企業が変わったというのももちろんあるが、業種が大きく変わっているというのも1つ大きな特徴である。この表からわかることは今後の30年間で中国やインド等の新興国からもしくは先進国、発展途上国とあらゆる国から急速な成長を果たす国、産業、事業があるかもしれない、という事。

その場合に、先進国株式 or 全世界株式インデックスであれば投資銘柄の選定を投資信託会社が行ってくれるが、S&P 500だと米国内の株式しか選択肢が無い為、大きく資産を減少させる可能性が0では無いという事。自分でS&P 500の保有比率を下げるように調整をすれば良いとは思うのだが、実際はその頃には資産総額がかなり膨らんでおり、大きな損失、もしくはポートフォリオ変更に伴う、利確による税金の支払いにより資産が目減りする可能性が想定される。もちろん可能性として現時点ではあまり大きく無いとは思っているが、米国のみに投資した場合に他国の株式への変更、投資比率の変更が容易で無いことを考慮し、現時点ではリターンの劣る先進国株式インデックスファンドへ投入をしている。厳密にいうには上記の根拠を出すのであれば、全世界株式インデックスへの投資が自分としては望ましいと思っている・・・はず。

 

そんな感じで、最初の1年は日本株式+先進国株式インデックスファンド、そこから3~4年は先進国株式インデックスファンドへの投資に切り替えた。(+全世界株式インデックスファンドも少々投資)