日本国株式+先進国株式投資を始めて1年くらいしてから、自我が芽生え始めて、先進国株式のインデックスファンドのみの投資に変更した。

ここでもまた、全世界株式投資 or S&P 500投資の主流から外れて冒険をしてしまっている。3.4年前は自分の読んでいる書籍以外に、投資系、資産形成系Youtuberがここまでいなかった気がする。それか、投資を始めた事で自分の眼に色眼鏡が装着され、Youtubeで見るコンテンツが変わった可能性も考えられる。

 

何も考えずに先進国株式インデックスファンドのみを選択したのかと思い返すとそんなことはなくて、その時はその時の根拠があったはずなので、思い返した。そうした時に自分が根拠として用いたのが、こちらもよく擦りに擦られたこの書籍・・・

 

引用:Amazon.co.jp

 

トマ・ピケティ著 21世紀の資本である。

r>g という式が世間で流行って早何年であろうか。。。自分が大学生の時に流行った本。

上記式の指し示すこととしては、「r」は資本収益率を示し、「g」は経済成長率を示している。現代は資本から得られる収益の成長率の方が、経済成長率(おそらく個人(主に労働者)の収入の増加率)よりも高く資本家と労働者の間の格差は徐々に広がっていく、という指摘だ。この本はおそらくこの式を支持する根拠となるデータ、グラフ、論文が大量に列挙されている本なはず・・・

 

自分の完全なる独断と偏見であるが、この本を読了した人はほとんどいないはず。。。。。。この本 5500円+税、728ページの大作である。骨の折れる文量であることは間違いないし、根拠の羅列が続くと思われる為、真新しい発見や自己啓発書のような高揚感はあまりないはず。そして結論として得られることとしては上記のr>gに集約されている。

 

自分が大学生の時に知人から聞いたのは、大学生がこぞって買って読んでいる風にしていたが、みんな何もわかっていないwとのことであった。多くの人は枕がわりになったのではなかろうか。かくいう自分も買っても読んでもいない為、その一歩を踏み出した人達を評価する立場にもないのだが・・・

 

自分は経済系の学部に通っていたわけではなく、その当時はお金にも経済にも全く興味がなく、そんな本あるんだwというような次元であったが、最近になりまた少し注目を集めているような印象がある。

 

自分の通っていた学部にも同様の枕教科書がいくつかある。

引用:amazon.co.jp

左:25000円、1840ページ。内科外科の総まとめの本。これに全て載っているが、これだけ読んでいると国家試験に落ちるとも言われる本。なくても国家試験に受かるが、ないと不安になる為なんだかんだ買ってしまう本。

右:7500円、1400ページ。全7冊w。上記と同様、持ってなくても受かるが、ないと不安になり購入。最近はオンラインで使用できるようになり、書籍を持ち歩かなくても良くなり重宝している。先人はどうしていたのやら・・・・・・

 

どちらも重たくて持ち運びに苦労する為、買ったはいいものの使わずに枕がわりになってしまう事が危惧される本だ。