海外でプロサッカー選手になる方法 ①フィリピンプロリーグ  | 日本人サッカー監督 松田裕貴 [海外での挑戦]

日本人サッカー監督 松田裕貴 [海外での挑戦]

日本人プロサッカー監督 海外挑戦
これまでに18ヶ国を渡り歩き、
イングランド 日本 ベトナム シンガポール タイ フィリピン ラオス
で指導経験を持つ。
フィリピンとラオスではトップチームの監督を経験。
日本人指導者の可能性を模索している。

海外でプロサッカー選手になる方法 ①フィリピンプロリーグ 



日本人サッカー選手の海外志向は増加傾向にある
現に、私が所属するフィリピンプロリーグでも昨シーズンに比べ日本人選手が増えている
背景に、東南アジアの経済成長からが著しいことが要因の一つと考えられる


海外志向のある多くの日本人選手は渡航することなく、海外でのプレーを諦める
なぜなら、トライアウトなどの詳細に「日本語情報」が少ないからだ


英語の読解が苦手な選手は海外クラブとコネクションを持つエージェントを探したり、
チームを紹介してくれる斡旋業者に自分を売り込むことが一般的だと思う
この2つを使えばマージンは掛かるがチームの紹介を受けることは容易だ


しかし、マイナス面もある
エージェントや業者は紹介をビジネスとして行っている
ある業者は30万円(紹介料)を選手から徴収している(航空券、滞在費、食費は別途必要)
実力のない選手からも紹介料を受け取り、契約の可能性が低いとわかっていてもクラブに紹介する
エージェントや業者にもよるが、選手の期待するサービスをフルに提供してくれることは稀である
契約できない選手には「それがあなたの実力」と言ってしまえばビジネスは終了できる


上記以外にも、トライアウトを受ける方法がある
それは単独で渡航する方法だ

フィリピンは、日本と比較するとサッカー発展途上である
日本人選手を欲しがっているクラブも存在する
事実、プレシーズンにDiv1やDiv2の数チームがオープントライアウトを開催し、
選手を練習に招いていた
勿論、資金潤沢なクラブは外国人選手獲得時に独自のパイプを使い選手をリクルートしている
しかし、財政規模が大きくないクラブはフィリピン国内に居る外国人選手の獲得を検討していた
トライアウトの時期にその場に居るとチャンスが広がる


また、フィリピンプロリーグのレギュレーションは外国人の保有数が決められていない
試合時、ピッチ上に5人以内とだけルールがある
上位クラブは質の高い外国人選手をたくさん雇っている


エージェントや業者を使わずトライアウトを受ける方法でキーとなることが情報収集だ
オープントライアウトの情報はクラブホームページやFaceBookページに更新されている
チェックしておけば簡単に詳細が手に入る


これまで数カ国で指導者をし、各国のリーグやクラブを視察してきたが
特に東南アジアのクラブは日本のようにしっかりとしたオーガナイズがされていないことが多い

海外でプロになるということは、その国の文化や習慣をフォローし適用していくことが必要だ