「美しい人」のハーブ紹介も折り返し地点になってきました。
物語は大きく動いていきそうな雰囲気です。
村雨の魔の手が迫り、京助は焦っているのだか何故かみゆきは落ち着き払っています。
京助に愛され、守られているという絶大な安心感がみゆきを強くしているようです。
なんかわかる気がします…
ここで一つシビれるみゆきのセリフがあるんですよねー!!
「先生の目の中に私がいる。そーっとそーっと目を閉じて…先生の中に私を隠して…」
アカン…甘ーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!って言ってしまう
私の興奮はさておき、お話ですが‥
村雨が周りを嗅ぎまわているのを心配した京助はみゆきを連れて友人のペンションに行くことにしました。
そのペンションの周りに今回のハーブ、セージの花が一面に咲き乱れているんです
そのセージは「アメジストセージ」紫色の可愛いお花が咲く鑑賞用のもの。
食用でよく見るのは「コモンセージ」かな。
セージと言えば抗酸化作用に優れており、セージがある家には病人がでないと言ういわれが有名です。
このお話でも京助の友人、武藤(峰岸徹)が手作りのソーセージについて語るシーンがあります。
「肉の脂っぽさを消すセージというハーブで風味づけをしました。」と
みゆき「ソーセージのセージってセージなの?」(私もびっくり)
さあ!ここでいつもの京助ウンチクたーーーーーいむが来ますよ!
(ハイ。皆さま田村正和の声でご想像ください。)
「ローマ時代から万病に効く薬草として多用されてきた。あと…感覚と記憶力を研ぎ澄ますという…」
この記憶力を研ぎ澄ますのが曲者だったかもしれない…
この後のストーリーにひびいちゃうんですよね。。
武藤がみゆきに話します。
昔自分と京助ともう一人カミヤマという3人でかつて祥子を取りあったと…
まあここまでは良いのだが…
セージのソーセージのせいか知りませんが、この武藤がね!調子に乗って祥子の話をし始めるのですよ
3人の男を夢中にさせる小悪魔的な女だったこと。
そして結婚相手は、くじ引きで選んだというのだ
セージの花を3本手折り、一番長いのを選んだ人と結婚すると言い、うまく京助が当たりをひいたと。
で、コネコネコネコネ昔の恨みつらみを言うんですよ。ホンマやな男
そんな事もあり、京助は誰にも打ち明けなかった辛い気持ちをみゆきに打ち明ける事になる…
これがね。
辛すぎ。
ここで、セージの伝説のお話を京助が話します。
「森の妖精セージは、人間に恋をしてしまう。相手はしかも国王だった。国王もセージを愛した。しかし、灼熱の恋は命と引き換えにしなければならないのが森の妖精の宿命だった。
セージは国王に抱きしめられると、とたんに炎に包まれて燃え尽きて消えた。激しい恋だ。ミンタの静かな愛とはまた違う。祥子もそういう女だった。」
祥子が愛したのは別の男だった。
本当は妻に愛されていなかった…
彼女の燃え尽きるような恋の相手は自分ではなかったと…
京助はみゆきに告白します。
ここで京助も初めて真に愛し愛される人を手に入れて強くなった瞬間ではなかったのだろうかと思います。
しかし、、
このままじゃすみませんよね…
村雨がグイグイ追い詰めてくるんです。
そしてみゆきは決心します。
私はセージにはなれない。
死んでしまったら愛する人には会えない。
私はミンタ(ミントの妖精)だと。
たとえこの身を草に変えられても優しい愛の香りを届ける事ができるから…
「私はミンタ」
みゆきーーーーーー!!!!!!
といういいとこで続くなんですよこれが。
切ないよおおおおおおおお!!!