子どもをやる気にさせるための「残酷な大人のウソ」
受験合格したらライブへ連れて行くね受験まで残り3ヶ月になった頃、塾にプラスで、家庭教師が始まった。家庭教師の先生は、派手なおもしろいおじさんだった。(今、思えば家庭教師とは思えない印象だった)塾と家の往復の生活の中で、このおもしろい先生は、私の楽しみになっていた。当時(1997年)、小学6年生の私は、ジャニーズもカッコいいGLAYもカッコいいhydeさん(L'Arc〜en〜Ciel)とってもカッコいいミーハーなどこにでもいる“普通”の女の子だった。そんな中、私の中で、『おもしろい』と『カッコいい』を備えたT.M.Revolution 西川さんが大好きで、この歌は、今でもカラオケで歌いたくなるほどだ。家庭教師のおもしろい先生は、私のやる気をさらにアップさせようと『受験合格したら、T.M.Revolutionのライブのチケットをプレゼントする』と言ってくれた。私は、とても嬉しかった。受験は、第一志望の学校には届かなかったものの、母と同じ女子中に合格。晴れて、受験勉強から卒業できた。受験が終われば、家庭教師の先生も来なくなったわけだが、私は、「合格おめでとうプレゼント」と心から楽しみに待っていた。だけど、何も連絡がない。プレゼントが届かない。どうしてだろうと、母にたずねてみたらやる気を出さすために、先生が(プレゼントするって)言っただけやろと、それで終わった。大人だからウソをついて良い訳がないし、大人だから、子どもに何を言って良い訳でもない。子どもはちゃんと聞いているし、覚えている。言い訳をして、失望させたり、やる気にさせないようにしているのは大人だ。純粋な心の子どもだからこそ、『ウソ』をついてはいけない。こんな私の小学6年生の大人のウソの悲しい体験は、今の子育てにとても影響しているし、離婚も相手のウソが原因なところもあるから、私にとって「ウソ」は人との関係において、大切な指標になっているのだと思う。