こんばんは！
今週も
「大切な人と本当の関係を築く
週1回のLove Philosophy」
にお越しいただき
ありがとうございます。
毎週末、人間関係や
恋愛・夫婦関係について
様々な角度から考えて良くしていく記事をお届けしています。
今日の記事のタイトルです。
『人と仲良くなりたいなら
「完璧」な人間を目指すのは逆効果。
愛されない女性の
特徴にもなり得るのは...』
これは、
自分の欠点を開き直ってしまえばいい
ということでは
決してないのですが・・・
注意して読んでみてください。
こんなことを言う人は
あまりいないかもしれませんが
人と仲良くなるためには
自分ができないこと、不得意なことを
絶対どこかに
残しておいたほうがいいと
私は思います。
「何でも自分で完璧にできる人」
そういう人は
周りの人から
尊敬はされるかもしれませんが、
仲良くなるには
ハードルが高い人だと思うのです。
何でも他の人より
うまくできてしまうと
周りの人は緊張してしまったり
引け目を感じてしまったり
するからです。
センスが良すぎる人には
プレゼントを選ぶのが難しいですし、
プロみたいにお料理が上手な人には
ご飯を作って出すにも緊張します。
家が埃一つなく
片付いている人の家に行った後に
その人を自分の
ちょっとだらしない部屋に
招くのは恥ずかしいですし
そもそも
何でも完璧にできる人というのは、
周りの人に出番を与えない人なのです。
想像してみてください。
自分がご飯を作った時に
「わ〜！
こんな料理作れるなんて
すごい！」
と本気で喜んで
パクパク食べてくれる友人。
その友人はもしかしたら
バリバリのキャリアウーマンで
仕事は卒なくこなすのだけれど
料理は全く苦手だったとします。
シワひとつないスーツに身を包んで
どんなに高給取りで
近付きにくい雰囲気があっても、
そういう一面があると
ご飯に誘いやすいですし
また何か作って喜ばせてあげたいって
思いませんか？
もちろん、仕事場では
苦手だとか不得意だとか言っていたら
周りの人に迷惑がかかってしまい良くないですが、
友人との付き合いや
恋人との付き合いは
また別のものです。
そこでは
「迷惑をかける」
のではなく
「相手を頼りにする」
のであって、
さらにそこで一番大事なことは
相手の好意や親切に
感謝できることなのです。
何年か前に
書いたことがありますが
私は運転免許を持っていません。
一度も取ったことがないのです。
ずっと街中に住んでいて
地下鉄やバスなどが近くにありますし
いざとなったらタクシーに乗ればいい環境に住んでいることもありますが
実はこうして
免許がないおかげで
自分の夫とも
毎週一緒に買い物に行ったり、
友人の車に乗せてもらったりして、
そこからたくさんの交流が生まれていると感じます。
当然、乗せてもらったら
自分も違う形でお返しをしますし
夫にはいつも感謝しています。
「車を運転するくらいで
そんなにお礼を言わなくていいよ」
と夫は言いますが
車がなかったら今日の買い物は
大変だったな〜と思うと
感謝の言葉は
勝手に出てきます。
まあ、歩いて行ける場所にも
買い物ができる場所はあるのですが、
夫との場合は特に、
頼れるところは頼ることにしています。
その方が
夫も嬉しそうですし
私も感謝の気持ちが持てて
良いのです。
私が思うに
世の中の男性の多くは
好きな女性を喜ばせるために
色々なことをしたいと思っていると
思います。
好きな女性に
笑顔で喜んでもらったり
頼りにされることは
男性の幸せでもあり、
自信が育つことにつながることです。
（※性別に限らないことですが）
でも自分が完璧の女性は
男性のやることに
すぐ文句を行ったり
ダメ出しをしたりします。
それでは男性も
自信がつくどころか
やる気がなくなってしまい、
女性も女性で喜ばせるのが難しい存在になっていってしまい残念です。
言ってみれば
本当に大事なことは
不得意なことがあるというよりは
人の親切や好意を
本気で喜んで受け止められるかどうかであって
別にそれができるのなら
不得意なことはなくても良いのかもしれませんが
でもやっぱり
自分ができないことを
他の人ができる時、
その人のことを尊敬する気持ちが生まれるのは事実ですよね。
そういう
他人をすごいと思えるスペースが生まれる
グラフの凹凸が
自分の心に
必要なのだと思います。
男性女性に限らず
人は心の奥底で
「誰かの役に立ちたい」
「誰かに必要だと思われたい」
という気持ちを持っているものです。
自分がいなくても
相手が何でもできる場合は
そのような気持ちを感じにくいです。
なぜか
「何でもできる人」
を目指している人は多いのですが
そんなに一人で
頑張らなくても
一人でできない時があるから
人間関係はますます価値が出てくるんだよ〜と
私は思います。
もちろん、迷惑をかけてもいい、ということではないですよ。
そこだけは注意して
相手の反応を見ながら
自分もどこまで頼るのが良いか
しっかり判断する必要があります。
(c)M.Kira 2023