性格改善しなくても喧嘩の時言い過ぎてしまう癖は直せる。怖いもの見たさで相手を挑発する自分に注意! | 大切な人と本当の関係を築く 週一回のLove Philosophy

こんばんは!

今週も
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毎週末、人間関係や
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様々な角度から考えて良くしていく記事をお届けしています。


今週のタイトルです。
『性格改善しなくても

喧嘩の時、言い過ぎてしまう癖は直せる。
怖いもの見たさで
相手を

挑発する自分に注意!』


男女の喧嘩は、
友達との喧嘩よりも
はるかに「別れ」の危険を伴います。

「怖くてパートナーと

喧嘩ができない」

 

という人もいますが、

 

それとは対照的に
ちょっとした喧嘩から
言わなくてもいい余計なことまで言ってしまう人も多いです。

 


そこまで言う気はなかったのに、
ついひどいことを言ってしまうとき。

相手が傷つくことや
二人の関係を
台無しにしてしまうことを
どうして言ってしまうのでしょう?


原因のひとつは、
自分の中で

しっかりとしたボーダーラインを
定めていないところにあります。

超えてはいけないライン。

 

「これ以上は絶対に言わない」
というラインを
決めておかなければ、
ことばは勢いを増して
どこまででも
強く激しく形を変えていきます。


育った環境も大きく影響します。

 

日常からきついことばの飛び交う家庭で育った人は
大人になって自らの関係を築くとき、
その習慣が出てしまうことがあります。


自分も過去に

そう言われて傷ついたのに
他の人にも同じようなことを

言ってしまうとき。

 

直さなくてはいけないのは
性格ではなく
知らず知らずのうちに学んでしまった
間違った習慣です。


ひどいことを言ってしまった後、
「自分は性格が悪いのではないか」
と落ち込む人もいますが、
そういうときは
性格よりも
習慣を疑った方が良いでしょう。

そしてその習慣は
「たとえ、相手のことを

心の中でどう思っても
『言わない』と決めたことは

絶対に言わない」という
新しい習慣を上塗りすることで
変えることができます。


相手に暴言を吐いたり
ことばで傷つけてはいけないということは誰もが知っていることです。

それなのにそうしてしまうのは
自分の性格のせいだ、
と考えると、
天使のように
寛大で穏やかな人間にならなければ
この問題を解決できないように思えてしまいます。

しかし実際にはそんなすごい人間に

ならなくても、

ことばがエスカレートすることを
止めることはできます。


性格改善をしなくても

ことばそのものを

止めるだけでいいのです。


相手に対して
腹を立てることは自然なことです。

 

心の中でどう思うのも、
自分の自由です。

 

ひどいことを

言いたい気持ちになるのも
仕方がないこと。

ただ、

問題はそれを言葉にするかしないかというところ。


心の中まで完璧に保つことを
強要する人はいないのです。




言い過ぎて失敗してしまった経験があるからこそ、
「超えてはいけないライン」

がわかるはずです。

その時は、どのように話がエスカレートしていったのか
時間を逆向きに辿って思い出してみましょう。

「ここからがいけなかった」

という場面が思い出せれば、
そこからが
「言ってはいけない言葉」
のラインです。


そして勿論

相手を傷つけたと思ったら、
相手に謝ることも大切です。

手探りでも少しずつ

ことばをコントロールできるようになれば

喧嘩がエスカレートする

回数が減ります。

 

 

それにしても、
夫婦やカップルの喧嘩には
「怖いもの見たさ」のような好奇心も
時にはあるでしょう。

小さい時、テレビの怖い場面を
そっと指の間から
見たことはありませんか?

怖いから嫌なのに、
どうなるんだろう?という好奇心に
負けて、つい見てしまう。

私もそういう子どもでした。
すごく怖くても、
心臓をバクバクさせながら
そーうっと
画面を見ていました!



好きな人との会話や
夫婦での会話でも
「ここでやめておくべきだけど、
今私がこう言ったら
相手はなんと言うだろう?」

という好奇心から
(そういう自覚はなくても)、
別れる気もないのに、
別れの話をちらつかせてみたり、
相手が聞きたくないとわかっている過去の話を
話してみたり・・・。

それは本当に
「怖いもの見たさ」で
怖いテレビのつづきを見てしまう
子どもによく似ていると思います。

でも、子どもも大人も
怖いのなら

やめておいたほうが賢明です。


怖い場面を見てしまったら
夜怖くて眠れなくなるように、

 

ことばがエスカレートしてしまったら
夜悲しくて

眠れなくなるかもしれないのです。

だから、「怖いもの見たさ」には、
ブレーキをかける必要があります。


テレビの電源は消す。
口は閉じる。


自分の性格なんか変えなくても
そうするだけでも、
随分と救われるものです!














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