たとえ世の中の理想が「男女対等」の夫婦関係でも現実はどうなのか。恐妻家の美しい男性が妻を愛する時 | 大切な人と本当の関係を築く 週一回のLove Philosophy

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昨日、仕事で

私の夫と、夫の友人と

3人でいたときのことです。

 

 

夫のこの友人は男性ですが

とても美しい人です。

 

結婚していて子どももいますが

奥さんもまた綺麗な人です。

 

 

昨日は仕事の合間に

夫と友人がふざけてゲラゲラと笑っていました。

他愛もない話で、ふざけすぎて

ふたりとも涙が出そうです。

 

 

そのうち私までおかしな話につられて

吹き出してしまったのですが

夫が

 

「こんなにおかしい話をしてるときに

君の奥さんもいればよかったのにね!」

 

と言った瞬間、友人の顔が真顔に戻りました。

 

 

 

それを見た夫が笑って

 

「え?(奥さんは)ふざけるの嫌い?」

 

と聞くと、友人が

 

「僕の妻の前でこんなにふざけてみるかい?」

 

と、身をすくめるようなジェスチャーをして言いました。

 

「大変なことになるよ」

 

と言わんばかりの表情です。

 

 

 

 

そういえば、以前から私も気付いていましたが

この友人はかなりの恐妻家で

いつも奥さんの言うことに従い

奥さんの言うことすることにとても気を遣っています。

 

 

友人は真面目な性格で、働き者で,優しく

それでいてモデル体型で顔立ちも美しいので

女性から見ればかなり魅力的な男性だと思うのですが

奥さんからはダメ出しばかりされています。

 

 

でも、だからといって彼の愛情は冷めるわけでもなく

友人は奥さんのことが大好きです。

 

 

「自分の妻はとても美しくて素敵で

結婚できてラッキーだった」と、

いつも言っているのです。

 

 

私と夫はまったく違うタイプの夫婦で

夫は私の言うことに何でも従うという性格ではありませんが

こうやってまったく違うタイプの夫婦に会うと

不思議だなあといつも思います。

 

 

どのカップルも夫婦も

うまくいくバランスは本当に様々なのです。

 

 

 

夫の友人は、妻にダメ出しされれば

「確かにそうだ」

と素直に受け入れ、さらに自分に磨きをかけるタイプ。

 

 

そうしてより良い自分に成長できることを

妻に感謝しているので、

ますます妻との絆が深まるのかもしれません。

 

 

 

 

彼以外にも親しい友人の中で、恐妻家の男性は

何人かいます。

 

とはいえ、

 

女性は皆、こんなふうに

自分の言うことを聞いてくれる男性がいたら幸せか?

 

といえば、そうでない女性ももちろんいますよね。

 

 

 

私の友人のひとりで、世界的に有名な国連組織で

大事なポストに就いている夫を持つ女性がいます。

 

 

彼女は姉御肌という言葉がぴったりの女性ですが、

さっぱりしているけど雑ではなく

潔く、フレンドリーな性格で

若い頃からその容姿と性格でとてもモテました。

 

 

何人もの男性からプロポーズされたと言います。

 

 

 

でも私には結婚当時こんなふうに言っていました。

 

 

「私のためなら何でもしてくれるっていう人。

そういうのが嫌いなの。

 

だって何でも言うこと聞いてくれる男の人なんてつまらなくない?

 

だからね、『何でもする』とかそういうこと言われるだけで私の場合は気持ちが冷めるの。

 

私の言うことなんて細かいことを気にしなくていいから

自分の信念を貫いて生きている人が好きで

夫と結婚したの」

 

 

そうして彼女が結婚した夫は、

彼女と結婚してから仕事で大成功しました。

 

 

彼女はいつも出張でいない夫を影で支え

子育ては外国でしたが、

ほとんどひとりでたくましくこなしていました。

夫は安心して家のことをすべて彼女に任せていました。

 

 

戦友のように

夫婦それぞれに強く仲良く生きる。

 

 

それもまたかっこ良くて

この友人夫婦にはいつも惚れ惚れしますが、

 

本当にどの夫婦にも

ふたつとないような力のバランスがあって

他のカップルや夫婦からは想像し難い形で

「仲良し」が成り立っているということを

実感します。

 

 

 

世の中の理想としては男女対等な夫婦関係かもしれませんが

そうはいっても

恐妻家はうまくいかないとか

亭主関白はうまくいかないとか

そんなことは一概には言えないものです。

 

 

うまくいかないのは

合わないふたりがいっしょになったときだけ。

 

 

ふたりの感覚がぴったり合えば

 

恐妻家であろうが亭主関白であろうが

どこまででもうまくいくのが

現実のカップルと夫婦なのです。

 

 

 

 

 

 

 

(c)M.Kira 2020