正しい選択・間違った選択。決断を間違える以上に残念なこととは?〜強風でテントをとばされる日の教え | 大切な人と本当の関係を築く 週一回のLove Philosophy

こんばんは!

今週も

『大切な人と本当の関係を築く週一回のLove Philosophy』

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人間関係、恋愛・夫婦関係を

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猛暑や台風が続き

大変な夏ではありますが、

子どもたちにとっては一年で一番楽しい夏休み。

子を持つ「お母さん」である私も、

家族でキャンプに行き帰ってきたところです。

 

テントを張ってのキャンプをはじめたのは、

子どもたちが4、5才になった頃だったかもしれません。

 

それまでは小さい子どもたちを見ながら

テントを張るのは難しく、

旅行に行くと、旅館やコッテージに滞在していました。

 

私は子どものときは

宿泊といえばホテルや旅館のみで、

コッテージやテントに泊まったことはありませんでした。

 

もちろん、ホテルもテントも

それぞれに良さがあって、どちらも好きですし

どちらが良いという問題ではないのですが、

テントの気軽さ、楽しさは

大人になってからの新しい発見でした。

 

我が家の子どもたちは

まったくおとなしくはない子どもたちでしたので

子どもたちが小さいとき、

旅館などで宿泊するというのは

とんでもない苦痛でした。

 

常に子どもたちが何かやらかしてしまうのではないかと

ひやひやして目を光らせていないといけませんでしたし、

子どもたちがケンカになったりするのも

声が大きくなり迷惑がかかるので必死で止めていました。

 

もう、ここまで大変な思いをして

旅行するなんてどうなの!と

いうくらいのストレスでしたので、

子どもたちが少し大きくなってまずはコッテージ、

そして次はテントでのびのびと宿泊できるようになったときの

開放感は最高でした。

 

今ではすっかりテントに慣れて

私ひとりでも5〜6人用のテントを

張ったり片付けたりできるほどです。

(ひとりではなく家族で協力して設営しますが(^^))

 

キャンプは不便でもあるけれど、

大自然の中で何もなくてもちゃんと生活できる、

そういう本来私たちが持っている行きていく力を

感じることができて、私は大好きです。

 

 

ところで、今回行ってきたキャンプ。

今までテントでの風や大雨は何度も体験してきましたが、

突然、強風が起こった日がありました。

 

台風でも何でもないときに、

急にキャンプ場を吹き荒らしはじめた強い風。

 

強い風が吹き始めたとき、

私たち家族はちょうど海に行っていて

テントを離れていたのですが、

キャンプ場に帰ってきたときに

キャンプ場の様子がなんだかおかしいことに気づきました。

 

キャンプ場の管理人さんたちが

キャンプ場の入り口に立って、深刻な表情で

キャンプ場に戻ってくる人達を待っているようだったのです。

 

なぜか入り口はそれほど風が吹いていないというのに

キャンプ場に入ると、恐ろしいほどの風が吹き荒れ、

ビニール袋や割り箸、浮き輪や紙が

ぐるんぐるんと飛び回っています。

 

さらにはあちらこちらに

いくつかのテントまでが飛ばされているではないですか!

 

あわてて自分たちのテントに戻ると、

私たちのテントも飛ばされそうな状況でした。

「大変!」

もう何も言葉を交わす間もなく、

私たち家族はテントを押さえました。

 

 

私たちのとなりのテントも

家族全員で、吹き飛ばされそうなテントを押さえていました。

「わ〜!!!!」

「きゃ〜!!!」

あちこちから強風に耐える声が聞こえ、

テントを押さえながらまわりを見回してみると

どこのテントも飛ばされたか、飛ばされそうな状態です。

 

私たちも必死に押さえているのですが、

あまりの強い風で、テントがへし折られてしまいそうです。

それどころか、

私たち人間までがテントといっしょに飛ばされてしまいそう。

 

そのすごさといったら、

まるでハリウッド映画の特殊撮影の現場に

いるかのようなのです。

 

「どうする!?」

「一体いつまでこの風が続くんだと思う!?」

「万が一これ以上飛ばされそうになったら危険だから

もうテントは諦めるしかないよ!」

「でも、テントが壊れたら、

今日の夜、どうする???」

風のゴーッという音の中で

全員が必死で考えました。

 

となりのテントの家族も大変なことになっています。

その家族は

テント以外にも飛ばされそうな浮き輪やボートがあり、

ぜんぶをヒモでつなげていますが、

どれもこれもが宙に舞ってめちゃくちゃです。

 

「これからどうします???」

「どないしたらええんや〜!!!」(この家族は大阪から来ていいました)

となりの家族と何度もそんな会話を交わした末、

30分以上、テントをおさえていても全然風がおさまらず

私はテントを離れ、これからの天気について

管理人さんのところに走って聞きにいきました。

 

ところが天気予報では、

強風の予報も注意報も何もでていないのです。

自然とは不規則、完全には予測できないもので

そこだけ急に風が出たというのでしょうか。

 

「天気予報では、何も風については発表されていなくて、

これからも風はないっていう予報ですよ!」

私はテントに戻り、となりの家族にも伝えましたが、

残念ながらそれまでの間に、

となりの家族のテントはぺちゃんこに壊れてしまっていました。

せっかくみんなで頑張って押さえていたのに!

 

となりの家族はその後、

「せっかくの夏休みや。

今から新しいテントを買うてきて張り直すんや!」

と言いました。

「えええ!?

この強風の中、もういちどここにテント立てるんですか?」

私たち家族は驚きましたが

「ほな一度ぜんぶ、車ん中詰め込んでしまお」

と、彼らは壊れたテントをはじめ、

とにかくすべてのものを車の中に

押し込めはじめました。

 

まわりの家族も色々な決断をとりはじめました。

 

テントが壊されたので、

もうキャンプは諦めてこのまま帰る家族。

 

テントが壊されたけど帰らず、

風がおさまるのを、とりあえずは待つ家族。

 

風がいつおさまるかはわからないけれど

とにかくテントを押さえ続ける家族。

 

そして私たち家族は、

テントをキャンプ場内の、入り口近くの風の少ない場所に

移動して張り直すことにしました。

 

強い風の中、テントを一度たたんで

移動するのも、かなり大変な選択でしたが、

押さえ続けてもテントが壊されそうで、

先が見えなかったのです。

うまくいくかはわかりませんでしたが、

何らかの決断をとらなければならず

私たちは管理人さんの許可をとり、

テントを移動しました。

 

テントを移動している間、

「せっかく大変な思いしてテント張り直した瞬間に、

風がおさまったらやだなー」

と子どもたちは笑っていました。

 

私も内心

「すぐに風がおさまって

このテントの移動は無駄に終わるかもしれないけど・・・。

でもこの選択が正しいか間違っているかなんて

今の地点では誰にもわからないんだから

それはそれでしょうがない」

と自分に言い聞かせていました。

 

実際に、私たちがテントを移動して

30分もしないうちに

強風はおさまりました。

 

私たちは汗だくで顔を見合わせて笑いましたが、

「テントを移動する決断は間違っていた」とか

「もうちょっとねばって耐えればよかった」とか、

そういうことばは誰からも出ず、

この移動が笑い話に終わり

私はホッとしていました。

 

それと同時に

決断や選択に迫られているとき

後で色々とやかく言うことは簡単だけれど、

結果として決断がたとえ正解ではなかったとしても

いっしょにいる人が平和に黙っていてくれたり、

笑って終わらせてくれたりすることは

かんたんなことではないし、

素敵なことだな、と思いました。

 

だって、誰かが他の人の決断に文句をつけて

責め合いになったりしたら、

それは決断の悪さ以上に残念なことですものね。

 

 

他の家族も、それぞれの決断を実行して、

風がなくなったキャンプ場には

楽しい雰囲気が戻ってきました。

 

大阪の家族もあらたにテントを購入し

戻ってきたころにはすっかり夕暮れ時。

 

彼らが必死でさがして購入してきた新しいテントは

なんと二人用くらいの小さなテントでした。

大きいテントが売っていなかったそうで

「ほんまにみんな入るんやろか」

と家族四人で和気あいあいと設営していました。

 

 

その後私たちは

いっしょにキャンプ場に散らばったゴミを拾い、

楽しい夜になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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★★★お知らせです★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

2018年7月に

ホームページをリニューアルしました♪

より見やすくてわかりやすいページになりました。

 

仲良しご夫婦へのインタビューも更新しています!

今回も素敵なご夫婦です。

少々、辛口の意見もありますが、

とても仲がよく真剣なご夫婦だからこそのお言葉です!

お会いしたときは、ご夫婦の友人と集まって俳句を詠んでいらっしゃるときでした。

結婚53年、本音で語ってくださっています。

 

ホームページは www.couplecare-japan.com です

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長年の年月をかけ、多くの人の協力のもとにできました。

子どもの「結婚って何?」という質問の答えにも答えています。仲良しご夫婦へのインタビューなど、

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NEW こちらは先月から載せている、お知らせ<予告>です★

・・・8月29日追記・・・

〜カウンセリング&ワークショップの日程を

今月8月中にお知らせ予定です、と言いながら

お待たせしました、ごめんなさいm(_ _ )m

① 10月17日 水曜日
② 10月29日 月曜日
内容の詳細、料金、場所につきましては
後日(必ず9月中に!)お伝えしますね。
よろしければ、ぜひご検討ください(^^)〜

 

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 (夫婦カウンセリングでは、おふたりでお越しになるのが

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ですが、

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カウンセリングとは別に

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行っていきたいと考えています。

 

実は未来の仲良し夫婦を増やすためのレクチャー(講座)は

時々、知人のセミナーなどで頼まれて

ゲリラ出演的に開催することもありました。

 

設定できる回数は少ないかもしれませんが、

ひとつひとつの思いに寄り添い、大切に、丁寧に

行っていく予定です!

日程は今後、こちらのブログでお知らせする予定です。

どうぞよろしければ会いに来てくださいね。

以上、予告のお知らせでしたハート

 

 

 

もうすぐこのブログもリニューアルの準備が進んでいます。

6年使った上のイラスト、変えるのは少し淋しいですが

たくさん男性の方も読んでくださっているので、

ピンク色ベースから変えようと思っていました。

どんなふうに変わっていくか、どうか見守っていただけると

とても嬉しいです!

 

 

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