特別完全版のDVDを久しぶりに観た。

 何度観ても、この映画は良い!

この30年間、俺の中でナンバー1の映画となっている!

 今のところ、この映画を超える映画には出会ってない。

 テーマ、ストーリー、キャスト、ディティール、どれをとっても最高だ。

 なにしろ、コッポラがゴッドファーザーの1と2で儲けた私財を全て注ぎ込み、ノイローゼになり、死にかけながら作り上げた映画だ。

 その気迫が伝わってくる。

 あの有名な、キルゴア大佐率いる第一騎兵隊の攻撃ヘリ部隊がワルキューレの騎行を流しながら村を急襲するシーンは、俺が知る限り、最も野蛮でスタイリッシュで美しいシーンだ。
 そして、その後のナパームで森を焼き払う爆破シーン。

 森が数百メートルに渡って、爆発炎上するシーンなんか、今じゃCGでやるのが当たり前だけど、なんせ
この映画は70年代末期の映画。
 どんな爆破でも実際にガソリンと爆薬で爆発と炎を作ってるから、迫力が違う。

 コッポラのリアリティ主義で、マリファナを吸ってラリっているシーンでは実際に役者がマリファナ吸ってるし、冒頭のウィラード大尉(マーティン・シーン…チャーリー・シーンのお父さん)が酒に酔って、鏡を割って手を切ってしまうシーンも、実際にマーティンに酒を飲ませて後はアドリブで演技させて撮影したので、マーティンは本当に手を鏡の破片で手を切ってるし、しかも、酒の飲めないマーティンがこのシーンの後に倒れて死にかけたって話もある…

 オリジナルではカットされていたフランス人農家一族のシーケンスは、この特別完全版が出るまで噂でしか知らなかったシーケンス。

 このシーケンスでフランス人一族と食事をするシーンがあるんだけど、そこで出てくる白ワインは、フィリピンのジャングルでロケをしているにも関わらず、コッポラが白ワインをちゃんと2℃に冷やして出すように指示をしたとか…もう、この映画のテーマの一つである狂気に監督自身がどっぷり浸かっている逸話だ。
 しかも、オリジナルの公開時は、このシーケンスは丸ごとカットされてたし…

 因みに、この映画に出てくるM16アサルトライフルは、発砲の無いシーンでは、今は無きMGCって日本のモデルガンメーカーのモデルガンを使用しているって話。
 まあ、あのMGCの金属M16は良くできてたからね~

 所で、前出のキルゴア大佐率いる第一騎兵部隊のヘリコプターだけど、この映画って米軍を批判的に描いているので、ロケ地であるフィリピンの米軍から協力を得られず、出てくるヘリは全てフィリピン軍の物。
 でもって、当時のフィリピンは実際にゲリラと内戦をしていたので、早朝にヘリを借りて、米軍カラーに塗って、撮影して、速攻で元に戻してフィリピン軍がゲリラ討伐に出撃するというスゲー忙しいスケジュールで、時には、ヘリを借りられるはずが、いきなりフィリピン軍がヘリで実際の戦闘に出るとうので、借りられなかったりして、相当スケジュールが遅れたらしい。

 まあ、他にも様々なトラブルがあって、確か本来の完成より1年か2年近く遅れて完成したらしい。
 勿論、遅れた分、制作費も膨れあがった。

 この映画がこけていたら、コッポラは首を吊っていたって噂もあったな…

 因みに、この映画には、まだ18歳のローレンス・フィッシュバーンがクリーンという少年兵で出演している…ローレンス・フィッシュバーンって、映画『マトリックス』シリーズでモーフィアス役の人ね。

 と、この映画について書き出すと、長くなるので、今日はこんぐらいで勘弁してやる!

 俺だって、もう眠いからな!

 オタクは、語り出したら一晩中でも語っちゃうんだからな~

 マジで、書くとか面倒くさい作業じゃなく、話す方だったら、一晩中でも語っちゃうから…

 だから、俺みたいなオタクは嫌われる!