タイトルはJackylの1992年のデビューアルバム「Jackyl」収録曲より。


 今回はいきなり本題。

 俺は、昔から欲しい物が有る。

 それは、ずばり

 エンジンチェーンソー

 なのだ!

 当然、電気モーター式のチェーンソーではダメ。

 チェーン部分は最低でも40センチ以上、搭載するエンジンは35cc以上の、本気のやつが良い。

 もう、エンジンチェーンソーは、男なら一度は欲しくなる憧れのアイテムだと言っても過言ではない!

 女性を差別する訳ではないが、これだけは女性には解らない。
 この、エンジンチェーンソーの魅力だけは!

 グリップを握り、スターターワイヤーを引き、エンジン始動!
 スロットルを軽く握り、エンジンを吹かす!

 その音は、今ではバイクなどでは聞けなくなってしまった、2ストロークエンジンの懐かしくも力強い音!
 そして、ガソリンに混合するのは、当然カストロールオイルだ!
 他のオイルではダメ!
 カストロの、あのヒマシの焼けた香りが男心をくすぐる!

 エンジンを吹かす度に、白い排ガスを吹き出し、カストロ独特の香りが立ちこめる!

 たまんねぇ!

 欲しいなぁ、エンジンチェーンソー!

 すげぇ欲しい!

 もう、ここ20年以上前から欲しいと思って買えない代物だ。

 もう一度書くが、男なら誰でも一度はエンジンチェーンソーに憧れる!
 絶対にだ!

 しかし、本当に手に入れる事ができる男は少ない。
 言ってみれば、選ばれた男のみが手にする事の出来るアイテム、それがエンジンチェーンソーなのだ!

 俺にエンジンチェーンソーの魅力を決定づけたのは、映画「スパイダーマン」シリーズで有名な、サム・ライミの監督デビュー作「死霊のはらわた」だったと思う。
 確か、主人公がゾンビに囲まれ、反撃にうって出る際、糧にエンジンチェーンソーを持ち、もう片手に持った、サイドバイサイドのショットガンを接近戦で使用する為、バレル(銃身)をエンジンチェーンソーで短く切るシーンがあった。
 肉厚が薄いとは言え、鍛造の金属で作られているショットガンのバレルを、一気に、そして一瞬で切り落とすエンジンチェーンソーは、そごく格好良く見えた。

 もちろん、その後は、ショットガンとエンジンチェーンソーを使っての、ゾンビとの戦いだが、そこはあまり覚えていない。
 なにしろ、前記したシーンがあまりにも格好良かったから。

 実際に、それが可能かどうかなんて、関係無い。
 あのシーンが格好良かった。
 俺にとっては、それだけで充分。

 だって、本当にショットガンのバレルを切ろうとは思わないから。

 後、映画に出て来たエンジンチェーンソーで印象に残っているのは、ブライアン・デ・ パルマ監督の「スカーフェイス」って映画だ。
 この映画の主人公である、アル・パチーノがチンピラ時代に、相棒と一緒に敵対組織につかまり、拷問の末に、相棒が頭からエンジンチェーンソーで斬り殺されるシーンがあった。
 あれは、怖かった。

 まあ、そんなこんなで、俺はエンジンチェーンソーが欲しい。

 「スカーフェイス」のエピソードは欲しくはならないけどね…

 とにかく、理由は解らないと思うけど…



 そこでだ、エンジンチェーンソーにはこんな使い方もあるって、動画を見て欲しい!

 これが、タイトルの元ネタの曲。
 この曲には、ギターソロならぬ、エンジンチェーンソーソロがあるから!

 ね、面白いでしょ?

 同じように、工具を使った曲にMr. Bigの「DADDY,BROTHER,LOVER,LITTLEBOY」って曲があるけど、これは、電気ドリルのソケットに、ドリル刃ではなく、ピックを装着したバーを装着して弾いているので、正確には、工具を使った演奏であり、工具で演奏した物ではない。
 ちなみに、俺も同じ物を作った事があるけど…ピックアップが電気ドリルのノイズを拾って、とんでもない音になった。
 Mr. Bigはどうやって、ノイズ対策をしているんだろう?

 ところで、このJackylってバンド、デビューアルバムリリースした時はそれなりに話題になったんだけど、その後どうなったのかな…

 俺もこの「Jackyl」ってデビューアルバムしか持ってないし…
 もちろん、例によって音源はiTunesに落としたものの、CDは散らかりまくった部屋のどこかに行ったきり、行方不明ですけどね!


 まあ、そんな事はどうでもいい!

 電気ドリルなら、3つぐらい持っているから、電気ドリルはもういいのだ!

 エンジンチェーンソーですよ!

 なぜ、これが買えないのか?

 まずは値段。

 俺が欲しいと思うスペックだと、4~6万円ぐらいする。

 なかなか手強い金額だ。

 そして、その金額を出して買ったとしても、今度はガソリンを買わなければならない。
 ガソリンは、法律でポリタンクに入れては売ってくれない。
 金属のジェリ缶でなければダメだ。
 だから、ジェリ缶も買わなければならない。
 さらに、2ストロークエンジンなので、ガソリンにエンジンオイルを混ぜなければならない。

 今や、バイクは2ストロークエンジン車の新規登録が出来ないので、絶滅の一途をたどっている。
 それゆえ、昔と違いカー用品のショップで2ストロークエンジン用オイルを置いている所は少ない。

 さらに、俺の場合、カストロールのオイルが必須なので、これを入手しようとするのはかなり難しい。

 さて、こんなにハードルの高いエンジンチェーンソーだが、一体何に使うのか?

 俺は木こりじゃない。

 つーか山なんか大嫌いだ!
 上り坂だし、虫はいるし、靴は汚れるし、疲れるし…大嫌いだ!

 しかし、使い道はある。

 部屋でエンジンをかけて、チェーンソーが動くのを見て楽しむ。

 以上!

 いやいや、馬鹿らしいとか思わないで下さい!

 実用だって考えてますから!

 例えば夜中、部屋にいたら、外から若い女性の
「いやぁぁぁ!助けてぇぇ!ケダモノ~~!」
 って悲鳴が聞こえた場合、エンジンチェーンソーの出番だ!

 部屋の片隅に置いてある、エンジンチェーンソーを手に取り、部屋を飛び出す。

 そして、草むらに連れ込まれそうな女性を見つけたら、一旦クソ重いエンジンチェーンソーを地面に置いて、ポケットから携帯電話を取り出して、110番に連絡してから、地面に置いたエンジンチェーンソーを再び手にして、部屋に帰る。
 当然、俺は帰っちゃいますから、草むらに連れ込まれた女性は、なんかされちゃうかも知れませんが、そこは若い人同士の自由恋愛なので、俺みたいなオッサンの出る幕じゃないから、出しゃばらないで、部屋へトボトボ帰って、エンジンチェーンソーを部屋の片隅に片付けます。

 または

 台風で近くの川の水量があがり、流れが強くなった時、そこに子供が落ちて流された場合。
 外から
「私の子供が川にぃぃぃぃ!」
 って若い奥さんの声が聞こえたら、エンジンチェーンソーの出番だ!
 俺はエンジンチェーンソーを持って、部屋を飛び出し、自分の子供が川に落ちてしまい、呆然と立ち尽くす若い奥さんに近づき
「奥さぁん!奥さぁん!ハァハァ、どうして欲しいんだい?どこに、何が欲しいんだい?ハァハァ」
 と、肉欲に満ちた声で話しかける。
 「きゃぁぁぁ!変態!」
 と、俺を怒鳴る若奥さんをエンジンチェーンソーでなぐって、気絶させてから、川上から流れて来る子供を見つける。
 勿論、俺は紳士だから、気絶した若奥さんに変な事はしない。
 当然だ。
 俺は子供を助けに来ただけなのだから!
 変態を装ったのは、奥さんを落ち着かせる為の、アメリカンジョークだ!
 そして、一旦クソ重いエンジンチェーンソーを地面に置いて、ポケットから取り出した携帯電話で119番に通報してから、地面に置いたエンジンチェーンソーを取り上げ、部屋に帰って濡れた所や地面に置いた時に付いた泥を掃除する。

 もちろん、そうしている間に、子供は俺の目の前を過ぎ勢いで流されて行きますけど、素人の俺が下手に手を出したら二次災害でプロのレスキュー隊の人に迷惑をかけるだけですから、大人の俺としては、連絡を入れるのが精一杯です。
 自分の身分をわきまえるってのが、大人として重要な事ですからね。

 ほら、ちょっと考えただけでも、こんなに役に立つでしょ?

 携帯電話って便利!


 いやいや、こう書くとまるでエンジンチェーンソーが役に立ってないように感じるだろうけど、それは違う!

 気持ちの問題!

 他人が窮地の時にそれを救いに行くってのは、かなり勇気のいる事なんです。
 そこで、男の憧れのアイテムである、エンジンチェーンソーを手にする事で、自分自身に勇気を与え、男として他人を救いに行くという、勇気ある行動を可能にさせるんですよ!
 最終的に、携帯電話で110番や119番に連絡するとしてもね!
 もちろん、女性や子供は、警察やレスキューが来るまでの間にどうなるか解りませんけど、そんなの俺にどうにかしろってのが無理な事ですから!
 現場に行って、当局に連絡を入れるだけでも、偉いんですから!

 大抵の人なら、他人事で、見て見ぬ振りですよ!
 都会の無関心って奴ですよ!

 それを、エンジンチェーンソーを持つだけで、現場まで行って、携帯電話で当局に連絡入れるって行動に出る勇気を与えてくれるんですよ!

 現場近くで当局に連絡入れられる携帯電話って、本当に便利!

 違う!
 携帯電話が便利って話じゃないんです!

 エンジンチェーンソーがどれだけ役に立つかって話です!

 もう、ここまで書いたら、どう言い訳したって、無駄ですから、ぶっちゃけますよ!

 勿論、上記したような場合には、エンジンチェーンソーなんか役に立ちませんよ!
 立つ訳無いじゃないですか!
 役に立つとでも思たんですか?
 ばっかで~~www

 俺の欲しいスペックのエンジンチェーンソーだと、5kgも有るんですよ。
 米兵がアフガンで使っているM4ライフルだって、フル装備にしてもそんなに重くない!
 そんなに重いモンをそうそう持ち歩ける訳無いでしょ?

 それに比べて、携帯電話の軽い事ときたら…
 本当に携帯電話って便利!

 違う!

 エンジンチェーンソーの使い道ですよ!

 正直、ありません!

 無いんですよ!

 4~6万円ぐらい出して買っても、全く使い道が無いんです!

 アメリカじゃ、S&Wやスプリングフィールド、グロッグとかの有名なメーカーの拳銃だって、500ドルぐらいで買えるんですよ?
 日本円で4万6千円ぐらいですかね。

 それなのに、それ以上の金額出して買ったエンジンチェーンソーは、護身にも使えないんですから!

 あんな5kgもある代物を振り回して、戦うのは映画の中だけで、実際には無理ですから!

 だから、俺が森で暮らす時以外、使い道なんて、時々車に積んで川に遊びに行って、流木を切るぐらいしか無いんです。
 それも、無意味に流木を切るですから!

 そこがネックで、今まで買えなかったんです。

 使い道が無く、大きく、重く、そして高額な物を買う程、俺は裕福じゃないですから!

 でも、男としては、いつかは手に入れたい物の一つです!

 もう、金と場所さえあれば、観賞用としても手に入れたいぐらいの代物ですから!

 俺がエンジンチェーンソーが欲しいってのは、本当なんです!

 もう、いっそ、エンジンチェーンソー萌えですから!

 もし、手に入れたら、エンジンチェーンソーに可愛い名前まで付けちゃいますから!

 萌えキャラをペイントして、痛チェーンソーにしようかとまで、考えてますから!

 男なら、誰でも一度は憧れるエンジンチェーンソー!
 しかし、実際に手に入れる事ができる男は、ほんの一握りの選ばれた男だけ。

 俺は、そんな選ばれた男になりたい!

 俺は本気だぜ!