「奇跡のレッスン 野球(ピッチャー)編」 (2018/6/2NHK Eテレより)
ご存知、世界の最強コーチが日本の子供たちにコーチしてくれる番組。
 
今回は、メジャーリーグのレジェンド、
ランディ・ジョンソン(アメリカの大投手)さんです。
 
身長208cmの長身で、剛速球、切れ味するどいスライダ
通算303勝、奪三振4875
サイ・ヤング賞を5回も受賞し、
野球殿堂入りを果たしています。
 
ランディさんが来てくれて、コーチの方が感動してたのが笑えた。(;^ω^)
 
生徒は、リトルリーグの選抜メンバー10人の中学生
子どもたちにメジャーリーグで成功した投球術を教えに来てくれました。

 
子どもたちのこんな悩みに、丁寧に教えてあげていました。
 
変化球が投げられない
球速をあげたい
球が浮いたときの修正力が無い
 
ここでこんなアドバイスを・・・
 
「つま先の方に重心を掛けるとバランスが取れるよ。」とか
 
「大事なのは足を上げたとき、全体重を親指の付け根の母指球にかけることだ。かかとにずれると後ろに倒れてしまうから、フラフラして投げられないよ。」
 
「まず軸足でバランスをとる。投げた後は、踏み出した後でバランスをとるんだよ。」
 
「自分もノーマン・ライアンから教えてもらった。
いかに大事か身に染みてわかったよ。すべてが簡単にできるようになったんだ。制球力が各段に良くなった。」
 
球が高めに浮いてしまいがちの女の子へのアドバイス
「なぜ高めに球が浮くかというと、体が先に前に出て腕が遅れているからだよ。
手が後ろにあると、押さえがきかないだろ?だからボールが浮くんだよ。
軸足でしっかりバランスをとってタメを作れば、体に腕が付いてきて低めにいくよ。」
細かい修正点を伝えていきます
 
子 「欠点を見つけてくれてすごいなと思った」
この子の「欠点を見つけてくれて」という言葉がエライ!とおもう。
 
褒めて伸ばすだけでは、良くはならないですもんね。
自分で良くなる具体的な努力をしなければ!

そして、
「テクニックだけでなく、ピッチャーの心構えを教えたい」ということで、こんな言葉を・・・。
 
「時にはピッチャーが仲間を助けることもあるんだ。君ならできる」
「学ぶことをやめれば、そこで成長が止まります。
自分の弱点を知り、克服しなければいい球は投げられません」

君たちはピッチャーを続ける限り、常に学び続けなければならない」
 
「チームが勝つか負けるかはピッチャーにかかっている。でも
一番大事なのは楽しんで投げること。忘れないで欲しい。」
 
「ピッチャーは投げた後必ず何かがあると思ってそれに備えておかないといけないんだ。
 
「けがをしている間、気持ちがなえるのは当然です。でもそんなとき”プレーするだけが幸せではない”ということを学びました。野球をする上でけがは付き物です。でもリハビリを通して、自分の体のことを知り効果的なトレーニング法を学ぶことで選手としてさらに成長でいるんです。これも幸せの一つです。」
 
「バランスが取れたら、ボールのリリースポイントが決まるんだ。
狙ったところに投げられるかはそこで決まるんだよ。
いつも同じリリースポイントで投げられたらストライクになる確率も上がるんだ」
 
「試合が進めば、身体も頭も疲れてくる。そうなるとよけいにいつもの悪い癖が出てバランスが崩れいい球が行かなくなるんだ。だから、ピッチャーは試合の中で自分がどう投げているかしっかりと認識することが何より大事だ。ピッチャーを助けることは誰にもできない。何かが上手くいかない時は、自分が自分のコーチとなって素早く修正しなければならない。
 
試合中、何度も自信を失いかけた。思うようにいかないとすぐに自信が揺らいでくる。
でも大事なのはいかに素早く修正して、立ち直るかだ。
 
あの日完全試合を達成できたのも、毎日の厳しい練習の中で自分の課題を一つ一つ達成していくことが楽しかったからだ。自分の失敗でもいろいろなことが学べる。
 
 
ランディさんの子供にかける言葉、
いい人感がにじみ出てる・・・。
 
 
 
 
~ ランディさんのいいなと思った名言 ~
 
「最高の選手になりたいのか、普通の選手どっちになりたいんだ?」
 
「今やっていることは全部自分に跳ね返ってくるぞ」
 
「経験を重ね、実力がついても学べることは必ずあります。
学ぶことを止めれば成長は止まります。周りの人間にどんどん追い抜かれてしまいます。
 
どんなレベルに達しても学ぶことは必ずある

「何かを成し遂げたいなら、人から与えられるのを待つのではなく、自分の手でつかむんだ。自分をコントロールできるのは君たち自身だ。」
「一球一球自分の目標を持って投げることを忘れるなよ」
 
「悪いボールの後はすぐに修正すること。常に考えるんだ。
「自分の弱点を克服する練習を繰り返すんだ」
 
「自分が自分のコーチになる」
みんなに教えたことは僕の人生そのものだ
 
「決して近道をしないで欲しい」
 
これ、子供だけでなく大人にも刺さる言葉でした。
 
 
 


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