昨日に引き続き、「クローズアップ現代+」(NHK 2018/5/23)より
 
「働き方改革」で、昨日は業務量を減らした企業の紹介をしましたが、
本日はビジネスモデルを変えた企業をご紹介。
 
 
●ビジネスモデルの変革をした会社
 
ご存知、「Royal Host」の ロイヤルホールディングスです。
大手ファミレスとしては初めて、24時間営業の看板を下ろしました。
 
すべての店舗で24時間営業を廃止し、9時から24時までの営業時間にしました。
9時間の短縮です。
 
理由は人手確保が難しいこと。
アルバイトが深夜早朝にいない為、店長が穴埋めしていました。
すると、店長がお客様の多い日中の掻き入れ時に不在になります。
 
店長曰く、「自分が疲れていて、人も集まらない。スタッフと膝を突き合わせて話す時間が持てなかった。お客様を満足させていないのではという不安があった」
 
その時に新社長となった菊地唯夫現会長は、難局打開のためにおしのびで視察した店舗で
危機感を感じました。「お客様に向き合わず、なんとか回しているという感じだった。」
 
 現場が疲弊している
 いいサービスをするためには、従業員がいい状態でないといけない
 
そう感じた社長は、全店舗にアンケート実施。そこには
今の働き方をいつまでも続けられないという悲痛な声が綴られていました。
そして、大手として初めて24時間営業の看板を下ろしたのです。
 
なぜそうなったか?
経営として規模を負いすぎていて従業員に負担になっていました。
規模を縮小しなければいけないところが、難しい判断です。
 
そこで、業界の常識を見直し、量より質に変換を打ち出しました。
様々なアイデアにより、ピークタイムでも待たせることが少なくなり、
客単価も上がりました。

営業時間は減らしたけど、
売上7%余りアップしたのです。