「クローズアップ現代+」(NHK 2018/5/23より)の
「働き方改革」、なかなか良かったと思うのでご紹介します。
 
働き方改革の答えが見えにくいこの頃、
ヒントになるように思いました。
 
そもそも、労働時間を下げながら、業績を上げろという指令が矛盾を含んでいるんですよね。
もちろん頭を使い努力をして効率化を図るのは良い事なんだけど、
サラリーマン川柳にもあるように、
 
人減らし「定時であがれ 結果出せ」
 
・・・って、今までは従業員に無理を強いる形で進められていました。
 
今回紹介された企業は
「働き方改革は経営改革」として、企業が業務量を減らすという腹をくくった例を示していました。
 
業務量を減らす=仕事を減らす 
   ↓
売上も減る覚悟!
 
・・・でも、残業時間は半減、顧客の獲得件数は1.5倍だそうですよ。
 
 
●UQmobile
  今まで、こんな取り組みをしてきました。よくあることですね。
  ・残業は原則夜8時まで
  ・立ったまま会議
  ・集中ブース(誰にも邪魔されずに仕事に専念できる)
 でも、効果が表れないグループがありました。
  
でも、あるマネージャーの発言をきっかけに、業務のスクラップ(その業務を止めること)に踏みきりました。
他社がやっていても、顧客獲得の業務の獲得数が少ないスクラップ対象事業を洗い出し、話し合います。
 
その業務を止めたら本当に困る人(社内・社外)はいるか?
スクラップによる売り上げ減少を他案件の売り上げ増で補えるか?
 
ご担当の方の発言、
「スクラップする=失敗を認めるということ
失敗を認めるのは、人間的にやりたくない
自分も認めたくないけど、それを認めないと前に進めない」
その通り!
 
例に出ていたのは
 
例)「キャンペーン特典を郵送廃止、メールだけにする。郵送の業務だと月トータルすると月10時間くらいだからスクラップ対象に。」

お客様、メール見落として、本当に困る人はお客様で、メール見落としてしまうのでは?という問いに担当者は

「二度三度と繰り返し、リマインドを送っていきますので、一度目気づかなかった方も、二度目三度目で気づいていただけると思っています。」(私だったら、2度も3度もリマインドを送ってくるような会社は、速攻、迷惑メールにしますけど。紙好き。苦笑)
 
「わかりました、ここをスクラップしましょう」 (!)
 
こうして、 一人当たり月10時間の業務を削減したそうです。
 
すばらしい。
 
次回は、後半をご紹介しますね。
 


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