今日は、父方祖父の誕生日。

祖父は、私が大学院生の頃に他界しましたが、

今も祖父の写真と倒れたときにポケットに入っていた葉書は大切な宝物です。

 

 

当時、大学院で忙しくしていた姐さんに、祖父が倒れた知らせは来ませんでした。

ただ、ずっと文通をしていた祖父から2週間もお返事が来ないことに

なんだか違和感というか胸騒ぎがしていたことは覚えています。

そんな祖父、田畑に行くことが日課でした。

最後の葉書にも田んぼのことが書いてありました。

 

 

そんな祖父の妹(90代)が、今年のお正月に持ってきたこの手帳。

 

 

曾祖父(祖父の妹にとっては父親)の日記でした。

 

姐さんの実家は、代々農家をしていました。

祖父の代からは兼業農家になり、

自分の家で食べる野菜のみ作るようになりましたが、

それまでは、農業一本だった様子。

 

曾祖父にとっては、田畑は命!

毎日丹精込めて育てる野菜やお米。

天気ひとつで左右されることもある野菜づくり。

その様子を記録にとっていました。

 

 

私の記憶にある曾祖父は、鍬をかついで自転車に乗る破天荒者。

でも、父に聞くと、空を見上げるだけで、

その後の天気が分かる人だったとか。

 

昔の人は、天気予報もなければ、ネットで調べることもできないし。

自分の知恵と過去の経験で、日々の野菜づくりをしていたと思うと、

本当に大尊敬です。

 

そして、そんな大切な記録を今まで大切に取ってあった祖父の妹。

この日記は今、私の父が大切に保管してあります。

いつか私もこの日記を読んで、次の一手を考えるときが来るのかぁ・・・