酸化マグネシウム

知る人ぞ知る薬です。

（セキララなシモの話なので苦手な方は読まないでくださいね）

下剤ではなくて便に水分を持たせて排便を楽にする薬。

がんの転移再発時、身体中の骨にがんが転移していて、背骨では血液が作られていなくてまもなく赤血球と血小板がなくなるところでした。

赤血球がないということは酸素を運ぶ役割がいないということで、ちょっと歩くと息切れ。

それも1000m走ったみたいな息苦しさ。

血小板がないということは体のどこかで出血した時止める役割がないということで、出血＝死 でした。

ぶつけた記憶もないのに足やあごの辺りにアザが現れてました。

本人の記憶も認識もないくらいのぶつけたところ、圧迫したところが内出血してたんです。

顔に出た時は私も驚きました。

そんな状態だったので便秘も死に繋がる症状で、力んだら…硬い便が腸を傷つけたら…肛門が切れたら…ということで酸化マグネシウムが処方されました。

今まで便秘と無縁だったので酸化マグネシウムははじめまして。

安静に過ごしていて便秘になったんです。

朝昼晩各1錠

これが！

水様便！

お腹も痛くならないけどトイレに行くとジャーっと出たんです。

病院にはほぼ毎日通院していましたがそういうものと思って疑わなかったので主治医に相談しなかった。

いや、お尻が痛いって言ったら座薬を処方されたので、ウォシュレットして拭いて塗って…でした。

そんな状態が1ヶ月以上続いていて、妹にこういうわけよと話したら「私も飲んでるけど普段朝1錠で便秘気味になったら夜1錠追加くらい」

えっ

便秘の人が1日1錠？

私3錠

これで主治医に相談したら、自分で増減していいとの事。

この後飲む抗がん剤が処方され、副作用のひとつが下痢だったためしばし酸化マグネシウムは封印、なんなら今度は下痢止めが処方されて飲んでました

妹に「1日3錠も飲んだらそうなるわ！」と爆笑されたことは言うまでもありません。

飲む抗がん剤（ベージニオ）の話はまた今度！

まだ生きてるよ〜