私はきっと言わないだろう。

 

私一人のために、たくさんの人を傷つけられない。

 

一緒にいられない人を待ち続ける彼にはできない。

 

私はやっぱり、言えないだろう。

 

そして、体重を減らし、眠れぬ夜を過ごすのだろう。

 

 

 

 

鏡の中では正常な時計。

 

外では逆回りする、私の気持ち。

 

彼の目に映し出された私の姿。

 

 

 

 

彼と行った、時計に囲まれた喫茶店。

 

あの中で、私の気持ちを正しく刻む時計はあったのだろうか。