あなたの知らない相続
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先日、認知症に備える相続対策として、「家族信託」の勉強会を開催しました。


その中で、参加者の半数の方が気にされていた問題が、高齢の親または自分自身が認知症になってしまった場合、オレオレ詐欺や悪徳業者に騙されてしまうのではないかという点。そして、この問題は「家族信託」でどうにか解決できるのかという点です。


詐欺グループは、実に巧妙に用意周到に迫ってきますので、認知症の方や高齢者の方にとっては騙されるリスクが高くなります。


そこで、対抗策として考えられるのが、「成年後見制度」と「家族信託」です。


まず「成年後見制度」ですが、認知症の方(成年被後見人)が交わしてしまった契約に対し法定後見人は取消権を行使しできるため、悪質な訪問販売などによる被害を回復することができます。


しかし、オレオレ詐欺の被害にあった場合には、被害グループが捕まらない限り被害を回復することは難しいでしょう。


一方の「家族信託」。


受託者に取消権はないため、被害にあった場合に損害を回復することは難しくなります。しかし、そもそも認知症の方の財産は、病気の発症前に信託財産として受託者の管理下にあるので、被害を未然に防ぐことが可能です


オレオレ詐欺は撲滅できても、それは姿形を変えて違う詐欺の形態として、今後も資産を持つ高齢者をターゲットとしていくことは間違いないでしょう。


家族信託は、高齢者を狙った詐欺に対抗する1手段として有効に機能するとも考えられます。


以上、相続無料相談の石倉英樹でした。