アルファロメオ156、しかも赤。
その車が好きだったわけでは無いのだけど、たまたま30万という破格の値段で友人が譲ってくれるとゆーので、まだ走れそうだし、譲ってもらった。
どこにいっても、目立つのが厄介だったけど、あまり気にせず4年くらい乗ったところで、ぶっ壊れた。
ある日走行中にエンジンがかからなくなって、その後二度と動かなかった(笑)
そのアルファに乗って、出掛けたある日、信号で停まっていると、後ろの4トントラックの兄ちゃんがパッシングして来た。
あれ?
なんか、したかな?
半ドアでもなく、ハザードランプも、見たけどついてないし…。
すると、走り出しても、結構あおった感じでパシャパシャしてくる(*_*)
バックミラーのその顔は、ヒゲ面のた結構気合の入った兄ちゃんだ。
私はお世辞にも、運転が上手いとは言えない。
おそらくアルファとつく名の車に乗ってる人の中で最も運転速度が遅いチームだと思う。
それが気に障ったのかと思い。少しアクセルを踏んでみた。
でも、少し離したかと思ったら、また詰めてくる。
そして、今度はクラクション!
パパーッ!
怖い!
なんだなんだ!
絡まれてるのか?
「こんないちびった車乗りやがって!」とか思ってるのかぁ?
えいっ!
私は急ハンドルで右に曲がった!
なんと、その強面兄ちゃんも右折してくる!
そして信号!
万事休す!
お兄ちゃんが降りて来た!
こっち来る!
ちょー怖い(T_T)
コンコン。
窓ガラスをノックされた…
冷や汗が出て来た…
ウィーン…窓を下げる、
「ネェちゃん、さっきからなー。
財布が車の屋根にのっかってるんだけど。」
「えっ!?」
その怖い兄ちゃんの手には、私の財布…。
「あっ!」
「教えてんのに、なかなか気づいてくれないんだからー。」
「はい!」
笑顔でその兄ちゃん、トラックに帰っていった!
そんなーー
屋根に財布乗せて、走ってたの??
わたし?
その強面兄ちゃん、私に知らせるために…
わざわざ…
私ったら、お礼もまともに言わなかった。
気付いた時には、そのトラックも強面兄ちゃんもバックミラーから消えていた(*_*)
