菊地秀行御大の『吸血鬼ハンター〈19〉D‐魔道衆』(朝日文庫ソノラマセレクション)を、先ほどようやく読了。ちょうど三年前の今ぐらいに発売されたんですけどね…何故か今までワインのように寝かせてました(苦笑)

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で、読んだ率直な感想。












今回のDのたおすべき敵のドラゴ大公がラスト手前であっさりやられたり、意外とキャラとしては薄味だったかなと。神祖から託された一連の実験について今頃後悔するし、なんだか、貴族にしては図体がデカイ割りに…ね(;^_^A


むしろ、ジュヌヴィエーゥ伯爵夫人の方が遥かにキャラとしては光彩を放っていたなと。知的且つ気品に溢れた貴族らしい貴族を魅せてる反面、ピックに“小母(おば)さん”呼ばわりされて若干イラッとしてたり、そんな俗人っぼい一面がまた魅力的でしたね。


だから、余計にあのラストはなぁ…切なかったです。そういう決断しちゃったんだな~と。





一番救われてほしいキャラに限って、何ともいえない結末を迎えてしまう…切ないねぇ。






ゼノ家の貴族四人衆とか、吸血鬼ハンター五人組とかはね…読み始めたときに想像してた通りの末路でしたね(笑)
でも、ハンター側の飛鬼とレスデンを除く三人がいつのまにか噛まれたのはちょっとはしょった感が否めないような…ある意味「えっ!?いつの間に?」とややビックリしました(;^_^A








あとはまぁ…巨大列車、いくらなんでもデカ過ぎちゃうか~?と(笑)


完全に、貴族の超科学云々による空間歪曲の技術があってこそ…という設定でしょうけどね。ここまでハッタリ感全開だと、読みながら途中で列車の中というより、文字通り“城”の中という感じになってしまいましたね。







ま、でも、近年の“D”はやれネタが枯渇気味だとか、マンネリ気味だとか、勢いが欠けてあっさりし過ぎてるとか…厳しい評価も聞こえてきますが、私は今回読み終えて、それでもまだナンダカンダで愉しめましたヨ。



評価は人それぞれ。やはり、直に読まないと分かりませんから。










そういや…ここ最近、“D”の3DのCGアニメ化のウワサ(?)が出てるようで…





真偽は、正式な発表を待つしかないんでしょうけど、まぁ、数年前から完全にストップしてるハリウッド実写映画化の計画がおそらくもう今後進展しないんだろうということで、御大がしびれ切らして契約書にアニメ化にサインしちゃったのかも?(笑)






だったら、それでもいいですヨ。下手な実写化になるよりは遥かに安心出来ます。


この前、スカパーで深夜にやっていたハリウッド実写版『北斗の拳』を観て、つくづくそう思いましたし(爆)








で、吹き替え版の声優さんは…そりゃあ、塩沢兼人さんが一番いいんですが…無理だし。





私はGACKT兄貴で是非♪眠のクールな雰囲気で、錆を含んだ低いトーンで喋れば、私は“D”のイメージに合うかなと…


“D”の左手役の永井一郎氏との掛け合いが是非とも聴いてみたいような( ̄▽ ̄)