昨日から劇場公開されました、デンゼル・ワシントン主演の近未来サスペンスアクション映画『ザ・ウォーカー』、早速見てまいりました。

ここからはネタバレ含みますからご注意を(・_・|
これはね、いわゆるフツーの派手なアクション映画という観方をしない方がいいかもしれない。
たしかに、本作での主人公“イーライ”のマチューテ(山刀)を駆使したアクションは、あえてシルエットに近い演出で、そのあたりはクロサワの『七人の侍』をはじめとする往年の時代劇映画を彷彿とさせる部分があり、逆に新鮮に感じました。
特に、私は冒頭の強盗一味を瞬殺するシーンあたりからずっと、このイーライという主人公に対しては脳裏に勝新太郎の“座頭市”のイメージと重なっていたんですが…まさか、そのとおりとはね。
その他にも、研ぎ澄まされた聴覚や嗅覚を描写していましたから、正直なんとなく予想はしてましたヨ。
その他、不必要に人助けをしない、眠狂四郎に通じる正義ヒーローぶらないところは中村敦夫の“木枯らし紋次郎”さながらでしたし( ̄▽ ̄)
ただ、そういうアクションをメインにしてるわけではないみたいなので、ド派手なハリウッドスタイルを期待するとやや肩透かしをくらうかな、と。
それよりも、一冊のある本を巡って、大のオトナたちが必死な攻防戦を繰り広げてゆく独特の不可思議さと、物語の根幹にある謎解きのミステリアスさに私は注目しながら観てました。
まぁ、あんな、北斗の拳みたいな最終戦争後の荒んだ世界で、いくら世界を動かす力がある本だろうとも、実際にあんな極限状態ならフツーはまず、水か食糧じゃないの?と思っちゃったりしますが(笑)
でも、そんな疑問も忘れさせてくれるような、今までの荒廃した近未来世界ではあまりなかったような、どこかノスタルジックな演出と、そしてモノクロやセピアに近い独特の映像美はなかなか秀逸でしたね。
ただ、問題の“世界で一冊しかない、ある本”については……
これはもう、だいたい想像つくかと思いますが、やはり“アーメン”なアレでした。世界共通とか言われば、容易に想像つきますが……
ただね、まさか、持っていたのが点字の本だったところはさすがに予想出来ませんでしたね。そりゃあ、ゲイリー・オールドマンもショック受けるわな(笑)
しかも、教典を持って帰ってきた三蔵法師の如く、ひたすら三十年間“西”を目指したゴール地点が、アルカトラズだったとは……しかも、そこで極秘にあのロンバルディが印刷所をやってたとは(@_@;)
ちなみに、ロンバルディと聞いて、海外ドラマの『エイリアス』を思い出しちゃいました^ロ^;
ま、要はイーライ自身が聖書の中身全てのダウンロードの役目を背負わされていたわけで……ちょっと、なんだかなぁ?という感じも若干拭えないんですけどね( ̄~ ̄;)
あと、大好きな俳優さんの一人のゲイリー・オールドマン…悪くないけど、もう少し、悪役としてのキレ味が欲しかったな~と。惜しいな。