昨日、集英社から創刊された季刊(年四回発売)コミック誌『ジャンプSQ19(エスキューイチキュー)』にて、読み切り時代の時から注目していた内藤泰弘先生の『血界戦線(けっかいせんせん)』がついに本格連載スタートされました。しかも、毎号80ページの大ボリューム♪

謎の大崩落を遂げてから、一夜にして異次元世界(ビヨンド)と現世が繋がった〈境界点〉として、怪異と犯罪が蠢く“魔都”と化した元ニューヨーク――別名“ヘルサレムズ・ロット”。
異世界から溢れたバケモノをはじめ、凶悪犯罪者、テロリスト、非合法組織、マフィア、難民、宗教団体、巨大企業、各国諜報機関などがウヨウヨしている街を舞台に、常に一触即発の緊張状態のなかで世界の均衡を保つ為に暗躍する謎の秘密結社〈ライブラ〉の活躍を描いたのが、この作品であります。
読み切り当初は、現世にはびこる吸血鬼“血界の種族(ブラッド・ブリード)”を狩る“牙狩り”という、まさに『バンパイアハンター』のような設定でしたが…今は、『魔界都市』のような世界観。これはこれで私は好きなんです。まさに“菊地秀行ワールド”チック。
こういう、ある一定の閉鎖空間に好きな要素を詰め込む箱庭的な設定はまさにツボ。だから、今回の本格連載スタートは嬉しいです。ただし、季刊というのがなぁ…そうなると単行本化に時間がかかるし。
『ジャンプSQ(スクエア)』の増刊というスタイルらしいけど、母体誌の売れ行き如何によっては今後どうなるか?…職場での売れ行きをみてても、若干そんな危惧もなくはないし(;^_^A
でも、このマンガ、ぶっちゃけ面白い。好きですヨ。
今回の連載分の〈世界と世界のゲーム〉編もなかなか読み応えがありました。

『プロスフェアー』と呼ばれる、チェスと将棋を発展させた異次元世界のゲームを巡る話で、チェスの最高位の人間と異界側の『プロスフェアー』愛好家のバケモノ、それに〈ライブラ〉のリーダー・クラウスが世界の命運を賭けて激突するんですが…
ゲームそのもののルールは読んでてもチンプンカンプンなんですが…でも、その緊迫した駆け引きの凄さは伝わります。おまけに、ゲームが行われている時間の流れが尋常じゃないから…なんせ、99時間ぶっ通し(笑)
でも、クラウスの駒を操る一挙一動がこれまたカッコイイ。血を流しながらも、衰弱しつつも、リタイヤしないどころか…その愚直なまでの意志の強さと、最後まで貫こうとする使命感の凄さには圧倒されました。しかも、普段は穏やかで紳士的なヤツだから、こういう時は余計にカッコイイ。
「例え千の挫折を突きつけられようとも、私が生き方を曲げる理由にはならない!」と叫びながらチェックメイトするシーン…久々に心に響きましたね。
なんか、こういうのを小説で書いてみたい――そんな思いを…私のなかの創作スイッチをガンガン押してくれるんですよね、このマンガは。
ジャンプ・コミックスから現在第一巻が発売中ですので、興味がわいたら是非。オススメです( ̄▽ ̄)

さぁ、今夜は二週間ぶりにスシローだ♪