そんなわけで、5弦ベースに変えてからだいたい2ヶ月が経過しました。

 一応それまでと同じくなるべく毎日楽器に触るようにはしているのですが、当然ながら楽器を変えたくらいでうまくなるなんてことはないので、相変わらずへたっぴなままです。それでも少しくらいはうまくなってきてはいると思いますけど、取れる練習時間は1日に30分~1時間程度なんで、若いときならいざ知らず今のトシじゃ日進月歩というわけにはいかないですよね。
 なんだかんだで最終的にものを言うのはやはり練習の量ですからね。もちろん質も大事ではあるんですが。

 さて、その練習ですが、以前も書いたとおり自分はVOXのamPlugを使っています。普段の練習は夜中にしかできないですし、仮に昼間できたとしても、防音設備もないところで重低音をズンズンぶちかますのは迷惑でしかないので、音出せないのにわざわざ場所を取るアンプを買う必要はありません。

 その点、このamplugは本体もコンパクトだし、実売4,000円前後と値段もコンパクト。ヘッドホンの出力端子とは別にAUX IN端子もあるので、電子式のメトロノームをつないでカウントに合わせて基礎練習したり、iPhoneつないで原曲に合わせて演奏できるすぐれもの。バンドやってない自分にとっては「これだけあれば充分」というアイテムなのです。

 ただ、その一方で「壊れやすい」という大きな欠点も抱えておりまして、特にAUX IN端子は各所のレビューでも多く指摘されているくらい脆いのです。
 というのも、以前書いたamPlugの修理のエントリをご覧いただければおわかりかと思いますが、このAUX IN端子は基板と3点で半田付けしてるだけなので、ちょっとした衝撃で取れてしまうんです。

 自分の場合はメトロノームをつないだまま引っ張っちゃって机に置いてたメトロノームが落下、ケーブルが引っ張られた衝撃を受けた端子がポロッといっちゃったという感じですが、ちょっとネットで検索してもやはり他のユーザーさんも同じみたいで、自分で修理したという記事がたくさん。

 ただ、確かに修理するのは簡単ですし自分もやりましたけど、もともとがそういう作りな上、修理の腕自体も大したことないので、しばらくはよかったのですがそのうちケーブルを抜き差ししただけでまた取れちゃいました。

 修理するのもそれなりにめんどうなので、2回目に壊れたときは新しいのを購入したのですが、それもまたしばらくして同様の状態になってしまいました。気をつけて使っていたつもりなんですけどね…。また同じことやらかしちゃってね…。

 そんなわけで、新しいのを買おうかそれともまた修理しようか迷っていたところ、amPlug2という後継機が出ていたことを知りました。
 楽器本体との接続プラグが可動式になってたり、3段階のゲインが選べたりなど細かい機能が追加されているらしいのですが、AUX IN端子が多少なりとも改善されていることを期待して購入。

 もう3台目になるとさすがに学習して、AUX INに接続した機器をポケットに入れて落ちないようにしたので、ここが壊れることなく生存記録を更新し続けていたのですが、今度は楽器との接続プラグの接触が悪くなったのか、弾いてる最中に音が聞こえなくなったりノイズがガリガリと乗るようになってしまいました。可動式になったぶん、弱くなったんですかねぇ。うーむ。

 この値段で売るためにいろいろ部品や手順を簡略化してるでしょうからある程度は仕方ないとは思いますが、ベース始めて2年も経ってないのに既に3つ壊れたとなると、ちょっとこれは考えもの。1個あたり約4千円として、これまで3つ買ってるので約12,000円。また新しいのを買うとなれば16,000円を使うことになります。で、新しいの買ってもまたすぐ壊れる可能性は否定できません。

 だったら、ちゃんとした製品をそれなりのお値段で買ったほうが、長い目で見ていいよなぁ。メインとして使うならなおさら。

 そんなわけで、別のヘッドホンアンプをさがす旅に出ることになりました(ネットで)。

 つづく。