つづくって書いて今まで続いた試しはあんまりないこのブログですが、今回は続きますよ。
さて、40過ぎてから一念発起してベースを買ったはいいものの、1年半以上も練習していながら今更になって「手のひらの厚さが邪魔をして普通に弾けない」ことが判明し、デファクトスタンダードとも言える形状のベースにすら拒否される残念な手であることがこの年齢になって発覚した伯爵さんは、ベースのいろはを教えてくれたFender Japan JB62(京アニ厨仕様)に別れを告げることを決意。新たなベース探しの旅に出るのであった。
ということで前回の条件まとめ。
・5弦ベース
・できれば新品
・予算は税込で10万円まで
・店舗在庫があること(試奏できること)
まぁ旅に出るっつっても実際やるのはネットの海にザブングルするだけなんですが。インターネッツで「5弦ベース 価格」でサーチングすれば、ほらあっという間にたくさん出てくる。すげえな電脳空間。すげーなエレクトロスフィア。レナはフランカーに乗れていいよな。
で、出てきたのを吟味。たくさん出てきてはいるけど、同じモデルの色違いも含まれているので、実際の数(種類)としてはそんなに多くない。さすがに4弦に比べればバリエーションが劣るのもしゃーなしか。けど、それより気になるのが、出てくるのがアクティブタイプばっかりなこと。
エレキギターやエレキベースは弦の音をピックアップと呼ばれる機械で拾い、それをアンプ等で増幅して音を出しますが、その拾った音をそのまま出力する昔ながらのものと、本体側にも音を増幅する機能を持つものがあり、前者がパッシブ、後者がアクティブと呼ばれます。
アクティブは比べて出せる音の幅が広がるメリットがある反面、増幅装置を動かすのに電力が必要となるため、電池がないと音が出ません。
5弦の低い音を鳴らすにはアクティブのほうがいいってことなのかもですけど、個人的には「電池を入れないと音が出ない楽器」には抵抗があるんですよねぇ。別に電子楽器否定なのではなく(否定してたらそもそもエレキベースなんぞ買ってない)、「電池を使う」ってのがね。だって、電池なんていつ切れるかわかんないじゃないですか。ドラえもんだって電池切れたら止まるじゃないですか。AC電源ならまだわかるんですけどね。とはいえ、電源コード付きのエレキベースなんて欲しくないですけど。
なのでできればパッシブのがいいんですが、パッシブの5弦ベースって、調べてみるとたいていお値段が10万以上します。うーむ、やっぱりLow B弦(5弦の一番低い弦)を機械的に増幅せずにちゃんと鳴らすとなると、高い素材使わないとダメなんでしょうかね。
予算内に収まる中では、YAMAHAのBB425とFUJIGENのNJB5、BACCHUSのWL-53xというのがあったんですが、FUJIGENとBACCHUSはジャズベースタイプで、俺の手を拒否しそうな禍々しいフォルムをしています。あかん。
まぁどうしてもパッシブってほどでもないのでその辺は割り切るとしても、この価格帯で大勢を占めるIbanezやEpiphoneの製品、これがちょっとどう見ても受け入れがたいデザインばかり。みんなクワガタみたいなのばっかなんですよね。なんなんですか。それがロックって感じなんですか。
とするともう事実上YAMAHAしかないかなぁ。池袋の楽器屋に置いてるみたいなので、試奏しに行こうかな? と思っていたところで、イシバシ楽器のWebサイトに販売価格10万ちょいのGibsonのEB2013というパッシブの5弦ベースが、キャンペーンで税込9万2千円ほどで出てるのを発見。あれ、今までこんなのあったっけ。
どんな楽器なんだろうと思って調べてみましたが、ほとんど情報が出てきません。ギブソンといえばエレキギターが圧倒的に有名なのですが、ベース使ってる人ってあんまりいないんでしょうかね。ただ、パッシブだしデザイン的にも圧倒的に好み。ってなわけで、在庫ありと書いてある御茶ノ水の本店に行き、探してみました。
ねぇじゃん。
というかギブソンどころか5弦ベースすら店頭にひとつもないぞ。
仕方ないので店員さんに5弦ベース探してるんですけど、と伝えると、新品の5弦で今置いてるのはCortくらいですね、と。
それはおかしい。Webサイトの実際のページを見せて、ここにはこれがあるって書いてありますけど、と訊くと、探してきますと引っ込んで待つこと5分。件のベースを持った店員さんが戻ってきました。あるじゃん。
まぁ全てのスタッフさんの頭の中に全ての在庫状況が入ってるわけもないし、あったならいいや。と早速試奏させてもらうことに。といっても、試すべきはただ1点。スケール練習でハイフレットまで弾いてみる。
おお…
指が…
届く…!
小指が4弦20フレットどころか、5弦の20フレットにも届きますぞ…!
ここまで来たらもう決まりです。もともと選択肢は少なかったというか、今回の条件を満たすのは事実上これしかなくて、懸念された(俺が原因である)演奏上の不都合もないし、デザインも好み。迷うことはありません。すぐに購入の意思を店員さんに伝え、下取りとして持ってきたJB62を査定してもらうことに。
程なくして店員さんが持ってきた査定額は、ギグケース付きなら30,800円、なしで27,800円。
マジで?
下取り同時購入だと査定額も多少アップするとはいえ、買ったときが29,800円だったから、ケースなしとしてもほぼ変わらない値段。購入時点でも3万でいいのかってくらいきれいな状態でしたし、買ってからも大事に使ってはいましたけど、もしかして前オーナーが売ったときの値段より高くついてるんじゃないですかこれ。
中古の買い取り価格は単純な楽器の状態だけで決まるものではないんでしょうけど、思った以上…というか予想の倍の値段がついたので、ケースもつけて売却しました。
そんなわけで、ででん。
具体的な使用感はまた次回。
さて、40過ぎてから一念発起してベースを買ったはいいものの、1年半以上も練習していながら今更になって「手のひらの厚さが邪魔をして普通に弾けない」ことが判明し、デファクトスタンダードとも言える形状のベースにすら拒否される残念な手であることがこの年齢になって発覚した伯爵さんは、ベースのいろはを教えてくれたFender Japan JB62(京アニ厨仕様)に別れを告げることを決意。新たなベース探しの旅に出るのであった。
ということで前回の条件まとめ。
・5弦ベース
・できれば新品
・予算は税込で10万円まで
・店舗在庫があること(試奏できること)
まぁ旅に出るっつっても実際やるのはネットの海にザブングルするだけなんですが。インターネッツで「5弦ベース 価格」でサーチングすれば、ほらあっという間にたくさん出てくる。すげえな電脳空間。すげーなエレクトロスフィア。レナはフランカーに乗れていいよな。
で、出てきたのを吟味。たくさん出てきてはいるけど、同じモデルの色違いも含まれているので、実際の数(種類)としてはそんなに多くない。さすがに4弦に比べればバリエーションが劣るのもしゃーなしか。けど、それより気になるのが、出てくるのがアクティブタイプばっかりなこと。
エレキギターやエレキベースは弦の音をピックアップと呼ばれる機械で拾い、それをアンプ等で増幅して音を出しますが、その拾った音をそのまま出力する昔ながらのものと、本体側にも音を増幅する機能を持つものがあり、前者がパッシブ、後者がアクティブと呼ばれます。
アクティブは比べて出せる音の幅が広がるメリットがある反面、増幅装置を動かすのに電力が必要となるため、電池がないと音が出ません。
5弦の低い音を鳴らすにはアクティブのほうがいいってことなのかもですけど、個人的には「電池を入れないと音が出ない楽器」には抵抗があるんですよねぇ。別に電子楽器否定なのではなく(否定してたらそもそもエレキベースなんぞ買ってない)、「電池を使う」ってのがね。だって、電池なんていつ切れるかわかんないじゃないですか。ドラえもんだって電池切れたら止まるじゃないですか。AC電源ならまだわかるんですけどね。とはいえ、電源コード付きのエレキベースなんて欲しくないですけど。
なのでできればパッシブのがいいんですが、パッシブの5弦ベースって、調べてみるとたいていお値段が10万以上します。うーむ、やっぱりLow B弦(5弦の一番低い弦)を機械的に増幅せずにちゃんと鳴らすとなると、高い素材使わないとダメなんでしょうかね。
予算内に収まる中では、YAMAHAのBB425とFUJIGENのNJB5、BACCHUSのWL-53xというのがあったんですが、FUJIGENとBACCHUSはジャズベースタイプで、俺の手を拒否しそうな禍々しいフォルムをしています。あかん。
まぁどうしてもパッシブってほどでもないのでその辺は割り切るとしても、この価格帯で大勢を占めるIbanezやEpiphoneの製品、これがちょっとどう見ても受け入れがたいデザインばかり。みんなクワガタみたいなのばっかなんですよね。なんなんですか。それがロックって感じなんですか。
とするともう事実上YAMAHAしかないかなぁ。池袋の楽器屋に置いてるみたいなので、試奏しに行こうかな? と思っていたところで、イシバシ楽器のWebサイトに販売価格10万ちょいのGibsonのEB2013というパッシブの5弦ベースが、キャンペーンで税込9万2千円ほどで出てるのを発見。あれ、今までこんなのあったっけ。
どんな楽器なんだろうと思って調べてみましたが、ほとんど情報が出てきません。ギブソンといえばエレキギターが圧倒的に有名なのですが、ベース使ってる人ってあんまりいないんでしょうかね。ただ、パッシブだしデザイン的にも圧倒的に好み。ってなわけで、在庫ありと書いてある御茶ノ水の本店に行き、探してみました。
ねぇじゃん。
というかギブソンどころか5弦ベースすら店頭にひとつもないぞ。
仕方ないので店員さんに5弦ベース探してるんですけど、と伝えると、新品の5弦で今置いてるのはCortくらいですね、と。
それはおかしい。Webサイトの実際のページを見せて、ここにはこれがあるって書いてありますけど、と訊くと、探してきますと引っ込んで待つこと5分。件のベースを持った店員さんが戻ってきました。あるじゃん。
まぁ全てのスタッフさんの頭の中に全ての在庫状況が入ってるわけもないし、あったならいいや。と早速試奏させてもらうことに。といっても、試すべきはただ1点。スケール練習でハイフレットまで弾いてみる。
おお…
指が…
届く…!
小指が4弦20フレットどころか、5弦の20フレットにも届きますぞ…!
ここまで来たらもう決まりです。もともと選択肢は少なかったというか、今回の条件を満たすのは事実上これしかなくて、懸念された(俺が原因である)演奏上の不都合もないし、デザインも好み。迷うことはありません。すぐに購入の意思を店員さんに伝え、下取りとして持ってきたJB62を査定してもらうことに。
程なくして店員さんが持ってきた査定額は、ギグケース付きなら30,800円、なしで27,800円。
マジで?
下取り同時購入だと査定額も多少アップするとはいえ、買ったときが29,800円だったから、ケースなしとしてもほぼ変わらない値段。購入時点でも3万でいいのかってくらいきれいな状態でしたし、買ってからも大事に使ってはいましたけど、もしかして前オーナーが売ったときの値段より高くついてるんじゃないですかこれ。
中古の買い取り価格は単純な楽器の状態だけで決まるものではないんでしょうけど、思った以上…というか予想の倍の値段がついたので、ケースもつけて売却しました。
そんなわけで、ででん。
具体的な使用感はまた次回。
