その日、後楽園ホールは燃えていた。
(J-netキックボクシング大会)
第一試合
ボスジムの北斗健太郎選手の対戦相手は40才!
sakaiと同じ年。
この年齢でプロのリングに上がって、あの健太郎くんと試合を
すること自体がすごい。
もしくは、ああ、知らないのか…
彼のことを…
彼の戦闘能力を。
試合開始早々全弾フルスイングで襲い掛かる健太郎くん。
離れてはストロークの長いパンチキック、近づいては膝、膝、膝!
あー、「お母様が相手の方にケガをさせない試合はできないの」
とおっしゃったキモチがよくわかります。
1ラウンドで3回ダウンを奪ってあっさり試合終了です。
この膝の後も立ち上がってきた相手選手もすごい!
そして第五試合新人王決定戦ゾンビ島田選手の出番だ!
ゾンビ選手は入門時期がsakaiとおなじくらいということもあり
試合を見ていると、心臓がばくばくします。
試合前「気」をためる島田選手=しまやん
相手選手はブラジル系の方であて感がかなり優れているようす。
(本当によく相手を「見て」、「感じて」いました)
前回の試合で「見すぎた」という島田選手は1ラウンドから飛ばしてきました。
カウンターだけではなく、自分からも攻める「ニューしまやん」がそこには
いました。
しまやんは研究して相手のタイミングをつかむタイプ。
1ラウンドは取ったな…はあ…はあ…
しまやん強くなったなあ。
しかし、サッカーでも格闘技でも
ブラジル選手に「自由なスペース」と「自由な時間」を与えてはいけない。
という格言をわれわれは第2ラウンドで体感することになる。
相手選手のストロークの長い前蹴りから「流れ」を奪われる。
しまやんはディフェンス動作に入っていたが相手が一瞬早かったのだ。
ぎりぎりの攻防は身体の反射速度をコンマ何秒か奪い、バックステップする
「時間」を与えてはくれなかった。
第3ラウンドに入り少しずつ彼我のスピード差がひらいてくる。
疲労とダメージはしまやんのスピードを奪い、力を奪い、腕のふりをみじかくし、
大切なガードをずりさげっていった。
徐々に被弾数が多くなるも、しまやんも気合で打ちかえす。
そこにブラジリアンサイクロン、バックハンドブローのクリーンヒットを
もらってしまった。
まずい!
が、しまやんもお返しのバックハンド、
ゾンビサイクロン
をくりだす。
いいね。
熱くさせるぜ。
劣勢のまま試合終了。
が、
高々と手をあげるしまやん。
いい。
いいぜしまやん。
そのくらいでなくちゃ。
プロの選手に負けてよくやったなんて言ってはいけない。
「なにやってんだこのやろー!」
と言ってあげなくてはいけない。
応援するほうも心を鬼にしなくてはイケナイノダ。
追記
先輩のポパイ選手と比べると両選手ともにお顔の写真が撮りやすいです。